『(株)ブロンコビリー』が2015/6/5に株主優待制度の変更を発表!分割もあって株価も上昇?
6/5 15:30に株式の分割、定款の一部変更、期末配当予想の修正及び株主優待制度の変更に関するお知らせ お知らせがあった
「株式会社ブロンコビリー」(東証第一部 3091)の情報です。
どんな会社かというと・・・・
当社は、昭和53年6月にステーキハウス「ブロンコ」を名古屋市北区に開店いたしました。その後、「ブロンコビリー」の店名で名古屋市内から郊外へと店舗を拡大しはじめ、お客様が気軽に立ち寄り易いよう駐車場を完備した郊外型のレストランとして、幹線道路沿いに店舗展開しております。
(有価証券報告書より抜粋)
株式分割の目的は・・・・
『株式の分割を実施し、当社株式の投資単位あたりの金額を引き下げることにより流動性を高め、より投資しやすい環境を整えることで投資家層の拡大を図ることを目的としております。』
(適時開示より)
1株を2株に分割することに伴い、以下の通り株主優待制度を一部変更になります。
その変更内容は・・・
変更前
毎年6月末と12月末の年2回
100株以上 | 2,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ2kg |
500株以上 | 5,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ5kg |
1,000株以上 | 10,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ10kg |
変更後
毎年6月末と12月末の年2回
100株以上 | 1,500円分の優待券 |
200株以上 | 3,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ2kg |
500株以上 | 5,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ4kg |
1,000株以上 | 8,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ5kg |
2,000株以上 | 15,000円分の優待券、または魚沼産コシヒカリ10kg |
変更後の株主優待制度は、平成27年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された 100 株以上ご所有の株主さんからが対象となります。
なお、平成27年6月30日現在の株主さんを対象とした株主優待制度に関しましては、現行の制度に従って株主優待品を贈呈いたします。
次回の権利付き最終日は平成27年6月25日で現行の制度となっています。
新制度の権利付き最終日は平成27年12月25日です。
6/9日終値の株価が 5,350円だったので100株で現在は最低 535,000円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
では、今回の株価の推移は、
6/5終値 | 5,090円 | 15:30発表 | 売買高 | 14,900 |
6/8終値 | 5,430円 | 前日比 +340円 | 売買高 | 104,800 |
↓ | ||||
6/9終値 | 5,350円 | 5日終値比 +260円 | 売買高 | 34,700 |
分割と優待変更があったので、翌日はかなり株価が上がりました。
2日目は日経平均の急落もあって下がってしまいましたね。
平成27年12月期の年間予想配当金は、27円です。
分割を考慮しないと36円で、6/9時点の配当利回りは、約0.67%になります。
配当+優待概算の現在の年間予想利回りは、
100株 | (535,000円) | 1.42% | (7,600円相当) |
500株 | (2,675,000円) | 1.05% | (28,000円相当) |
1,000株 | (5,350,000円) | 1.05% | (56,000円相当) |
になります。(税引き前の利回りです)
では、12月決算時の経営指標等の推移です。
平成22年 第29期 | 平成23年 第30期 | 平成24年 第31期 | 平成25年 第32期 | 平成26年 第33期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 8,796 | 9,503 | 9,983 | 11,290 | 13,049 |
純利益(百万円) | 604 | 700 | 869 | 880 | 1,237 |
一株益(円) | 91.12 | 105.59 | 131.20 | 132.82 | 179.39 |
一株当たり純資産(円) | 762.22 | 1,696.86 | 961.15 | 1,068.73 | 1,453.30 |
自己資本利益率(%) | 12.5 | 13.1 | 14.5 | 13.1 | 13.7 |
営業CF(百万円) | 1,306 | 1,084 | 1,352 | 1,641 | 1,916 |
有利子負債(百万円) | 192 | 132 | 96 | 129 | 291 |
直近5年間の売上年平均成長率は 10.36%、
直近5年間の一株益年平均成長率は -0.39%
この5年間では、
売上、純利益、一株益は順調に上がっています。
過去10年間では赤字の年は無く、配当も行っています。
直近1年間の高値は、5,600円(2015/04/16)・安値は、2,433円(2014/6/11) です。
3年間では、2012年7月の1,022円が最低で2014年に一度下りましたが、その後順調に上がっています。
さて、ここでsatou独自の指標チェックです。
5年間で・・・
・売上げは毎年順調に上がっているか

・営業活動によるキャッシュ・フローで赤字はないか

・一株益は安定して順調に上がっているか

・一株純資産は順調に上がっているか

・自己資本比率は60%以上か

・自己資本利益率は平均で10%超えているか

・配当性向は30%以内か

・有利子負債依存率は10%以内か

・流動負債合計/流動資産合計が50%以内か

*取締役平均報酬額は、889万円
*従業員の年間平均額は、473万円
晴れマークが付きましたね!
ブロンコビリーに行ったことがありますが、週末の夕食時はかな〜〜り混んでいます。
駐車場も50台位はとめられますが、すぐにいっぱいになってしまいます。
「くら」のようにどんどん伸びて行けばいいですね!
過去3年間の平均からのPER 31.09倍、益回りは 3.13%
グレアムは15倍以下を買いとしているので、かなり割高になっていますね。
15倍の買いの株価は 2,581円になります。
satouが思っている益回り 6%だと 2,735円になりますのでグレアムの買いの価格と近くなっています。
今の段階でここまで株価が落ちることはよっぽどのことがない限りなさそうですね。
ただ、業種別で見るとブロンコビリーは「小売業」ということで、平均PERは26.2倍になっています。
これだと 4,571円になりますので、ここまで下がる可能性は十分にありそうですね。
四季報に載っている「比較会社」の比較です。
ブロンコB (東証1部) | ペッパーFS (マザーズ) | 物語コーポ (東証1部) | |
株主優待 | 有(食事券) | 有(食事券) | 有(食事券) |
時価総額 | 400億円 | 98億円 | 238億円 |
株価 | 5,350 | 3,325 | 3,975 |
売上高(百万円) | 13,049 | 8,791 | 26,846 |
純利益(百万円) | 1,237 | 502 | 1,189 |
純利益率 | 9.48% | 5.71% | 4.43% |
一株益(円) | 179.39 | 172.88 | 215.29 |
PBR | 3.58倍 | 5.25倍 | 2.37倍 |
ROE | 13.72% | 9.89% | 15.33% |
ROA | 11.24% | 15.68% | 14.03% |
自己資本比率 | 82.7% | 29.1% | 55.9% |
有利子負債(百万円) | 129 | 791 | 2,741 |
有利子負債依存度 | 2.2% | 19.4% | 15.70% |
*株価収益率 | 30.09倍 | 13.05倍 | 19.90倍 |
直近3年売上高成長率 | 14.3% | 29.5% | 21.4% |
*益回り | 3.13% | 7.69% | 5.25% |
従業員平均年収 | 473万円 | 500万円 | 457万円 |
取締役平均報酬 | 889万円 | 1,690万円 | 2,279万円 |
*直近3年間の利益の平均を元に算出。
前期分のみなので、これだけで投資判断は出来ませんが、これで見る限りでは他の2社は有利子負債依存率を除いてはそこそこいい感じのようですね。
ブロンコビリーの役員報酬が低くてビックリです。
大株主の状況 | |
---|---|
株式会社ストロングウィル | 25.18% |
ブロンコビリー従業員持株会 | 4.38% |
株式会社トーカン | 2.38% |
竹市靖公(代表取締役会長) | 2.35% |
竹市克弘(代表取締役社長) | 2.32% |

マネー感覚から成功のコツ、情報や時間の使い方、人間関係の築き方、震災後の日本へのメッセージまで、
【送料無料】ウォーレン・バフェット成功の名語録 [ 桑原晃弥 ]
投資で大切なことはすべてバフェットが教えてくれた!たった1分でバフェット流マネー哲学が学べる本。
【送料無料】1分間バフェット [ 桑原晃弥 ]
----------------------------------------------------------------------------------------------

では、一株益の推移を見てみます。
ブロンコB (東証1部) | ペッパーFS (マザーズ) | 物語コーポ (東証1部) | |
平成26年 | 179.39 | 172.88 | 215.29 |
平成25年 | 132.82 | 53.13 | 218.14 |
平成24年 | 131.20 | 5.38 | 165.92 |
平成23年 | 105.59 | 11.54 | 124.24 |
平成22年 | 91.12 | △32.89 | 136.76 |
年平均成長率 | 18.45% | 146.52% | 12.01% |
*ペッパーFSは平成23年からの計算です。少なくとも平成19年〜平成22年の一株益はずっとマイナスでした。経営が変わったんでしょうか・・・?
これで見ると物語コーポレーションもまずまず良さそうですが、ブロンコビリーは理想的な感じで上がっていますね。
あくまでも個人的に・・・
ブロンコビリーは100株だけ保有しています。
3600円台で買ってから徐々に上がって現在に至っています。
でも、今の株価ちょっと割高なのでグレアムのPER15倍で2,581円は無理にしても、
業種別PER26.2倍の4,571円だったら待てそうですね。
ご判断は・・・・・お任せしまーす。

最後に、ちょっと息抜き・・・・
この記事へのコメント