『(株)大戸屋ホールディングス』が2018/2/28に株主優待制度の変更がありました!その内容と業績は?同業種との比較もあります。
2018/2/28 15:00に株主優待内容の変更に関するお知らせがあった
「株式会社 大戸屋ホールディングス」(JASDAQ)の変更内容はどんな感じでしょう〜〜。
🏦事業の内容は・・ 〜有価証券報告書より抜粋〜
『当社グループは、当社と連結子会社8社〔(国内子会社:株式会社大戸屋、株式会社OTYフィール、株式会社OTY食ライフ研究所)、(海外子会社:香港大戸屋有限公司、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.、AMERICA OOTOYA INC.、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.、M OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.〕で構成されており、国内及び海外において、主に一般消費者に対し定食、弁当の販売を行う直営事業及びフランチャイズ事業を行っております。』
大戸屋は、1958年に創業者である三森栄一氏が、東京・池袋(現在の池袋東口店)に、「50円食堂」という愛称で「全品50円均一」というユニークな経営を行ったことから始まりました。連日千人を越すお客さんで賑わったそうです。
2005年にタイ、2006年台湾、2008年香港とインドネシア、2009年シンガポール、2012年上海とアメリカ、2015年ベトナムにそれぞれ海外出店しています。
今のJASDAQには2013年7月に上場しました。
🏦株主優待制度変更の理由は・・ 〜適時開示より〜
『当社におきましては、日頃の株主の皆様のご支援に報いるとともに、より多くの株主の皆様に当社株式を継続的に保有していただくことを目的として、株主優待制度につき現行の保有株主区分〔100株・1,000株〕に加え新たに500株区分を設けることといたしました。』
🏦優待変更内容は・・
現行 3月末の年1回
保有期間3年未満
100株以上 2,500円相当の食事券
又は精米2Kg
1,000株以上 13,000円相当の食事券
又は精米10Kg
保有期間3年以上
100株以上 3,000円相当の食事券
又は精米2Kg
1,000株以上 14,000円相当の食事券
又は精米10Kg
(*食事券は500円券です。)
変更後 3月末の年1回
保有期間3年未満
100株以上 2,500円相当の食事券
又は精米2Kg
500株以上 6,500円相当の食事券
又は精米5Kg
1,000株以上 13,000円相当の食事券
又は精米10Kg
保有期間3年以上
100株以上 3,000円相当の食事券
又は精米2Kg
500株以上 7,500円相当の食事券
又は精米5Kg
1,000株以上 14,000円相当の食事券
又は精米10Kg
(*食事券は500円券です。)
買増しようかな〜〜と思う人もいそうですね。
🏦開始時期は・・
平成30年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
(この権利を得るには、同年3月27日までに保有して下さい。)
平成30年3月5日終値の株価が、2,385円でしたので、
この日の株価で優待権利の100株で238,500円必要です。
(他に手数料などかかります。)
👀それでは、株価の推移と指標を見てみましょう!!
🏦発表後の株価推移は・・
株価 | 前日比 | |
発表前 2/27終値 | 2,396円 | |
発表日 2/28終値 | 2,404円 | 15:00発表 |
発表後 3/1終値 | 2,401円 | -3(-0.12%) |
発表後 3/2終値 | 2,398円 | -3(-0.12%) |
その他のお知らせはありませんでした。
株価は下がってしまいましたが、日経平均は2/28終値〜3/2終値の差が -886.60円でしたので優待効果があって0.1%位で済んだのかもしれません。
平成30年3月期の年間予想配当金は・・・25円です。
3月5日時点の配当利回りは、約1.05%になります。
前期は創業60年の記念配当5円があったので30円でした。
🏦今の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
3年未満保有
100株 | (238,500円) | 5,000円相当 2.10% |
500株 | (1,192,500円) | 19,000円相当 1.59% |
1,000株 | (2,385,000円) | 38,000円相当 1.60% |
3年以上保有
100株 | (238,500円) | 5,500円相当 2.31% |
500株 | (1,192,500円) | 20,000円相当 1.68% |
1,000株 | (2,385,000円) | 39,000円相当 1.64% |
直近1年間の高値は、2,477円(2018/1/22)・安値は、1,979円(2017/4/17)です。
1年で差が498円で中間値は、2,228円です。
🏦発表日終値の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。
2013年 | 1,204円 |
2014年 | 1,319円 |
2015年 | 1,941円 |
2016年 | 2,087円 |
2017年 | 2,119円 |
2018年 | 2,404円 |
5年間で株価は、約2倍になっています。
🏦3月決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位







自己資本比率、利益率はちょっと低めですが有利子負債が少なくっている感じですね。
大株主の状況(上位5社) | |
---|---|
三森三枝子 | 13.14% |
三森智仁 | 5.63% |
タニコー㈱ | 1.80% |
三菱UFJ信託銀行㈱ | 1.66% |
㈱りそな銀行 | 1.38% |
(平成29年3月31日現在)
個人株主数は2万人超えていて全体の8割以上占めています。
特定投資株式
銘柄 | 保有株式数(株) | 保有目的 |
第一生命 ホールディングス㈱ | 2,100 | 取引関係の維持強化 |
同業種の時価総額が近い「東和フードサービス」と比較してみました。

(直近の決算より。株価などは2018年3月5日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
東和フードの配当は分割しているので前期と約半分になっています。
大戸屋のPERは114.50倍とかなり高いです。
役員報酬は結構低いですね。
昨年の株主総会でストック・オプションの付与に関して否決されてしまいました。
否決した株主さんは偉い!と思いましたが、もう少し役員報酬は上げた方が良いような気もします。
しかしネットを見るとなんだか創業者と経営陣のお家騒動が関係しているみたいですね。
🏦一株益の推移です。

東和フードは分割を考慮した数値です。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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