『(株)魚力』が2018/3/19に株主優待制度再開に関するお知らせがありました!!同業他会社との比較もありますよ〜〜。


2018/3/19 17:15に株主優待制度再開に関するお知らせがあった
株式会社 魚力」(東証1部)の再開内容はどんな感じでしょう〜〜。


優待廃止からほぼ2年半で優待が再開されました。
その時の記事は コチラ です。


🏦事業の内容は・・ 〜有価証券報告書より抜粋〜

『当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社 魚力)、連結子会社2社(株式会社大田魚力、株式会社シーフードワークス)及び関連会社(ウオリキ・フレッシュ・インク)により構成されており、鮮魚、寿司の小売及び飲食並びに卸売を主たる事業としております。』

魚力は昭和5年に魚力商店として創業して、昭和57年より多店舗化の開始、平成に入ってから寿司小売販売事業、卸売事業、飲食事業を開始して平成15年に東京証券取引所市場第二部に株式を上場、平成27年には東京証券取引所市場第一部に指定変えしました。



🏦株主優待制度再開の理由は・・ 〜適時開示より〜

『当社は、平成27年度に株主の皆様に対する公平な利益還元のあり方という観点から、株主優待制度を廃止いたしましたが、株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、中長期的に保有していただく株主様を増やすことが企業価値の向上に繋がると判断し、株主優待制度を再開することを決議いたしました。また、旧優待制度を見直し、保有株式数及び保有期間に応じた内容の基準を定め、新優待制度として再開することといたしました。 』


🏦優待内容は・・

 9月末の年1回

保有期間3年未満 
 100株以上 2,000円相当の海産物
 300株以上 4,000円相当の海産物
 600株以上 7,000円相当の海産物
1,000株以上 10,000円相当の海産物

保有期間3年以上 
 100株以上 3,000円相当の海産物
 300株以上 6,000円相当の海産物
 600株以上 10,000円相当の海産物
1,000株以上 14,000円相当の海産物


前回までは、味付数の子・辛子明太子・いくら醤油漬け・たらこなど色々あったみたいです。


🏦開始時期は・・

平成30年9月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
(この権利を得るには、同年9月25日までに保有して下さい。)


平成30年3月20日終値の株価が、1,338円でしたので、
この日の株価で優待権利の100株で133,800円必要です。
(他に手数料などかかります。)


🏦発表後の株価推移は・・

 株価前日比
発表前 3/16終値1,180円 
発表日 3/19終値1,173円15:00発表
発表後 3/20終値1,338円+165(+14.07%)
発表後 3/20終値1,363円+25(+1.87%)

その他のお知らせは「機構改革、取締役及び執行役員の異動並びに子会社役員の異動に関するお知らせ」でした。

優待廃止時の株価は、2,400円台でしたので結構下がってしまってます。
ここで急騰しても廃止前の株価に戻るのは時間がかかるかもしれませんね。



平成30年3月期の年間予想配当金は・・・36円です。
3月20日時点の配当利回りは、約2.69%になります。



🏦2018/3/20の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・

3年未満保有
100株(133,800円)5,600円相当 4.19%
300株(401,400円)14,800円相当 3.69%
600株(802,800円)28,600円相当 3.56%
1,000株(1,338,000円)46,000円相当 3.43%

3年以上保有
100株(133,800円)6,600円相当 4.93%
300株(401,400円)16,800円相当 4.19%
600株(802,800円)31,600円相当 3.94%
1,000株(1,338,000円)50,000円相当 3.74%
(税金などは考慮していません。)




直近1年間の高値は、1,356円(2018/3/19)・安値は、1,156円(2018/2/5)です。

1年で差が200円で中間値は、1,256円です。
ちなみに過去10年間の高値は、2015年7月の2,529円、安値は、2011年3月の815円でした。


🏦発表日終値の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

2013年1,132円
2014年1,413円
2015年1,775円
2016年1,302円
2017年1,331円
2018年1,173円

5年間で株価は、約1.04倍になっています。
ほとんど上がっていませんね。



🏦3月決算経営指標等の推移です。
魚力推移.png
売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位
*追記 平成28年が332期になっていましたが32期の間違いです。すみません、訂正します。

晴れ曇り.png 売上げは前期を除いて上がっています。
晴れ.png 営業活動によるキャッシュ・フローの赤字はありません。
曇り.png 一株益は上下があるもののちょっと上がっています。
晴れ曇り.png 一株純資産もちょっと上がっています。 
晴れ.png 自己資本比率は平均で81.9%です。
曇り.png 自己資本利益率は平均で6.3%です。
晴れ.png 有利子負債依存率は0%です。

有利子負債も無く自己資本比率は高いので良いですね。
純利益率は平均3%台、前期を除いては売上はちょっとづつ上がっています。


大株主の状況(上位5社)
㈱山桂 35.04%
三上和美(代表取締役会長) 4.25%
㈱みずほ銀行 2.73%
㈱三菱東京UFJ銀行 2.73%
魚力社員持株会 1.95%
*個人その他の株主数 22,535人で、その他と合わせた割合は全体の 49.18%です。
(平成29年3月31日現在)
個人株主数は2万人超えていて全体の半数程度になっています。


特定投資株式
銘柄保有株式数(株)保有目的
(株)ヨンキュウ400,000資本・業務提携
(株)みずほフィナンシャル・グループ850,000取引関係の強化
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ150,000取引関係の強化
(株)丸井グループ11,400取引関係の強化
第一生命ホールディングス(株)500取引関係の強化



同業種の時価総額が近い「ジー・テイスト」と比較してみました。
魚力比較.png
(直近の決算より。株価などは2018年3月20日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。

2社共株主優待はやっています。
比べてみると指標的にはジー・テイストが青字が多いですね。
PERはなんと840倍!!ROEはマイナスになっています。
ストック・オプションは魚力は優待廃止の時に採用していたのですが、前期に関してはやっていないみたいですね。


🏦一株益の推移です。
魚力一株.png
こちらを見てもジー・テイストはちょっと心もとないですね。



売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。


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