『(株)ファンケル』が2018/4/26に株主優待制度の変更がありました!その内容とファンケルの業績はどんなもんでしょう? 株価は高騰しました!「ノエビアHD」との指標比較もありますよー。



2018/4/26 15:00に株主優待制度の変更に関するお知らせがあった株式会社ファンケル」(東証1部)の優待変更内容と指標はどんな感じでしょう〜〜。


🏦事業の内容は・・・ 

『当企業集団は、㈱ファンケル(当社)、子会社13社および関連会社2社で構成され、化粧品および栄養補助食品の製造販売を主な事業としております。営業活動は、通信販売(インターネット通信販売を含む)、直営店舗販売、卸販売の3形態を中心に展開しております。』(有価証券報告書より抜粋)

ファンケルは、昭和56年に横浜市戸塚区に、ジャパンファインケミカル販売㈱を設立、化粧品の通信販売を開始しました。翌年に商号を㈱ファンケルに変更。
昭和61年に化粧品の製造販売、貴金属・骨董品の売買などを㈱ファンケル化粧品に譲渡して、㈱ファンケルは不動産の管理賃貸、出版業に目的を変更しています。
平成5年には㈱ファンケル化粧品と㈱ポルネットを㈱ファンケルに吸収合併。以後は㈱ファンケルが形式上の存続会社になり、両社の業務を承継することになりました。
平成8年には㈱ファンケル美研を吸収合併しています。
平成10年11月に日本証券業協会の店頭登録銘柄として株式を公開。
翌年12月には東京証券取引所市場第一部に上場しました。


🏦株主優待制度変更の理由は・・・

『当社は株主の皆様からの日頃のご支援に感謝すべく、毎年3月31日現在、100株以上保有される株主様に一律3,000円相当のご優待品を贈呈させていただく、株主優待制度を実施してまいりました。
今般、より中長期的に保有、ご支援いただくことを目的に2019年3月31日を基準日とする株主優待制度から実施内容を変更することといたしました。』(適時開示より)


🏦優待変更内容は・・

現行 3月末の年1回 ①②のいずれか
 100株以上 ①3,000円相当の当社製品または寄付参加
       ②3,000円分の当社「ファンケル銀座スクエア」ご利用券

変更後 3月末の年1回 ①②のいずれか
 100株以上かつ6ヶ月以上継続保有 
       ①5,000円相当の当社製品または寄付参加
       ②5,000円分の当社「ファンケル銀座スクエア」ご利用券


※「6ヶ月以上継続保有」とは、基準日(3月31日)とその前年の9月30日に、同じ株主番号で連続して記載または記録されていることが条件となります。


🏦開始時期は・・・

2019年3月31日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
この時から6ヶ月継続保有の条件が付きますので、次回の権利を得るには、2018年9月25日までに保有して下さい。


2018年5月1日終値の株価が、4,410円でしたので、この日の株価で優待権利の100株で441,000円必要です。(他に手数料などかかります。)


🏦発表後の株価推移は・・・

株価前日比
発表前 4/25終値4,055円
発表日 4/26終値4,075円15:00発表
発表後 4/27終値4,300円+225(+5.52%)
発表後 5/1終値4,410円+110(+2.56%)
発表後 5/2終値4,360円-50(-1.13%)

良い数字の決算発表もあって発表翌日は225円高になり、翌日も上がりましたけど、さすがに3日目は下がりました。


2019年3月期の年間予想配当金は・・・60円です。
5/1時点の配当利回りは、約1.36%になります。


🏦5/1の株価で、変更後の配当+優待概算の年間予想利回りは・・・

100株 (441,000円)11,000円相当 2.49%
(税金などは考慮していません。)
5,000円分の優待でも3%超えませんでした。


直近1年間の高値は、4,460円(2018/4/10)・安値は、1,691円(2017/4/27)です。
1年の差が 2,769円で中間値は、3,075.5円です。


🏦発表日終値(4/26)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。
2013年1,059円
2014年1,131円
2015年1,599円
2016年1,570円
2017年1,719円
2018年4,075円
5年間で株価は、約3.8倍になっています。


🏦3月決算経営指標等の推移です。
ファンケル推移.png
売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位


曇り晴れ.png 売上げはほぼ毎期上がっています。
晴れ.png 営業活動によるキャッシュ・フローの赤字はありません。
曇り.png 一株益は36期以外は上がっています。
曇り晴れ.png 一株純資産はほぼ毎年上がっています。 
晴れ.png 自己資本比率は平均で83.1%です。
曇り雨.png 自己資本利益率は平均で4.3%です。
晴れ.png 有利子負債依存率は平均で0.2%です。

37期から急に良くなっている感じがします。有利子負債もほとんどありません。
利益率の低さがちょっと気にはなりますが、曇から晴れになってきているって感じでしょうか。


大株主の状況(上位5社)
㈱ケイアイ 13.05%
池森賢二(代表取締役会長 執行役員ファウンダー) 8.77%
THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - HONG
KONG PRIVATE BANKING DIVISION-CMC HOLDINGS LTD 
7.04%
㈱ピローズ 3.72%
池森政治  2.96%
*個人その他の株主数 103,069人で、その他と合わせた割合は全体の 55.93%です。
(平成29年8月31日現在)
個人株主は全体の半数よりちょっと多い位ですね。


特定投資株式
該当事項はありません。


同業種(化粧品)の「ノエビアホールディングス」と比較してみました。
ファンケル比較.png
(直近の決算より。株価などは2018年5月1日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。

2社の共通点は5年間の株価比が300%を超えていること、成長率も上がっていること、有利子負債依存率が低いこと、予想PERが高いこと、配当性向が高め、などがあります。
しかし、ファンケルはストック・オプションは採用していませんが、ノエビアは採用しています。(しかも役員報酬が平均で1億円超え!!それなりのことはしているのでしょうが、羨まし〜〜。)
2社共PERはちょっと高めで予想益回りは低めですので割高な感じがします。
これから2社共伸びていくと思いますが、指標的にはノエビアの方が1歩前かな?でもストック・オプションを採用しているし、株価も高めなので保有するならファンケルかな〜〜〜〜?


🏦一株益の推移です。
ファンケル一株.png
ファンケルは2期前以外は順調に上がっています。ノエビアHDは3桁台でほぼ順調に上がっていますね。


売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。









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