『日本トランスシティ株式会社』が2019/2/27に株主優待制度を導入!優待内容は・・・ギフト!発表後の株価は?指標と他社比較もあります。
2019/2/27に株主優待制度の導入に関するお知らせがあった「日本トランスシティ株式会社」(東証・名証 1部)の優待内容と指標はどんな感じでしょう〜〜。
🏦事業の内容は・・・
『当社グループは、当社、子会社44社および関連会社14社で構成され、物流関連事業として倉庫業、港湾運送業、陸上運送業、国際複合輸送業等を営む他、その他の事業として不動産業、ゴルフ場経営、自動車整備業等を営んでおります。』(有価証券報告書より抜粋)
特色は、「倉庫業界4位、中部地区最大。総合物流企業で海外に展開。四日市港で取扱品目の多様化を推進」となっています。
🏦ほんとにざっくり沿革
昭和17年12月 港湾運送業等統制令に基づき、資本金100万円をもって四日市港運株式会社として設立
昭和20年10月 旧四日市倉庫株式会社(明治28年7月設立)を合併し、商号を四日市港運倉庫株式会社と変更
昭和24年5月 商号を四日市倉庫株式会社に変更
昭和24年11月 名古屋証券取引所へ株式を上場
昭和36年10月 東京証券取引所市場第一部へ株式を上場
平成4年4月 日本トランスシティ株式会社に社名変更
🏦優待制度導入の目的・・・
『株主の皆さまの日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、当社グループの事業に対するご理解を一層深めていただき、より多くの皆さまに当社株式を保有いただくことを目的とするものであります。』(適時開示より)
🏦優待内容は・・
3月末日の年1回 1,000株以上 下記A〜Dの中から一つ選択
A.ポークハム(三重県産豚肉使用)、飛騨牛ハンバーグ(レトルト)セット詰合せ |
B.飛騨牛ビーフカレー(レトルト)セット詰合せ |
C.飛騨牛ビーフカレー、ビーフシチュー(レトルト)セット詰合せ |
D.三鈴カントリー倶楽部(三重県)でご利用いただけるゴルフプレー優待券(5,000円) |
多分、全て5,000円相当だと思いますが、1,000株以上なのでちょっとハードルは高そうです。
🏦開始時期は・・・
2019年3月31日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
今回の権利付最終売買日は、2019年3月26日になります。
2019年3月1日終値の株価が、443円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の1,000株で443,000円必要になります。
(単元株数は100株。他に手数料などかかります。)
多分、すべて5,000円相当の優待だと思われますので、ちょっと気軽に手が出せるって金額ではなさそうですね。
🏦発表後の株価推移は・・・
株価 | 前日比 | |
発表前 2/26終値 | 438円 | |
発表日 2/27終値 | 437円 | 15:00発表 |
発表後 2/28終値 | 444円 | +7(+1.60%) |
発表後 3/1終値 | 443円 | -1(-0.23%) |
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせはありませんでした。
出来高は前日28,200株に対して173,800株になりましたのでそれなりの効果はあったようですね。
2019年3月期の年間予想配当金は・・・10円です。
3/1時点の配当利回りは、約2.26%になります。
🏦3/1の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
1,000株 | (444,000円) | 15,000円相当 | 3.39% |
なかなか良さそうです。
直近1年間の高値は、604円(2018/7/27)・安値は、387円(2018/10/29)です。
差は、217円です。中間値は、495.5円ですのでこれよりちょっと下がってしまいましたね。
5年前から見ると300円台から上がっていて、今は400円〜600円がボックス圏内の感じがします。
🏦発表日終値(2/27)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

なんとな〜〜く上がってるって感じですね。
🏦決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位

グラフで見ると104期は売上がちょっと上がっているものの利益は下がって負債が増えてる
ことが分かりますね。
ただ、一時的ものなのか、有価証券報告書など確認して見極めが必要ですね。
直近連結の5年間では、







結構晴れ間が多いですね!
青文字ばかりですが、ほどんどギリギリで青文字になったって感じです。
純資産は上がっているものの一株益はあまり安定していません。
有利子負債依存率は20%台ですのでそんなに悪くはないと思います。
🏦大株主の状況(上位5番目まで)
・日本トラスティ・サービス ・信託銀行㈱ | 6.68% |
・明治安田生命保険相互会社 | 6.24% |
・日本トランスシティ グループ社員持株会 | 5.81% |
・蒼栄会 | 5.19% |
・東京海上日動火災保険㈱ | 4.70% |
*個人その他の株主数 2,026人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の 33.67%です。
(2018年3月31日現在)
個人の株主の割合は3割程度と少なめですね。
🏦当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位)
・㈱三菱UFJフィナンシャル グループ | 2,832,600株 |
・セイノーホールディングス㈱ | 479,000株 |
・東京海上ホールディングス㈱ | 165,400株 |
・㈱百五銀行 | 1,164,000株 |
・㈱三菱ケミカルホール ディングス | 435,500株 |
他に、日本硝子、イオン、三重銀行、名港海運、みずほフィナンシャルグループ、東陽倉庫、協和発酵キリン、イオンフィナンシャルサービス、テクノ菱和、名古屋銀行、中部電力、ラサ商事、三菱ロジネクスト、山善、など
倉庫・物流サービスで株価と時価総額が近い安田倉庫と比較してみました。

(直近の決算より。株価などは2019年2月28日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
2社共古くからある会社です。
株価を見てもそれほど上がったって感じはしません。
安田倉庫に関しては5年前に比べてマイナスになっています。
有利子負債依存率は日本トラスティ・サービスが若干多めですね。
ストックオプションは両者とも採用していません。
PERで見ると割安傾向になります。
🏦一株益の推移です。

安定性からいうと安田倉庫がトレンド線も上がっていて良さそうです。
倉庫・流通系の会社はたくさんありそうなので何か特色がないと厳しいのかもしれませんね。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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