『スバル興業株式会社』が2019/3/14に株主優待制度変更に関するお知らせがありました。有楽町スバル座鑑賞券だった優待は何に変更?で、業績は・・以外と・・・
「スバル興業株式会社」(東証1部)の優待内容と業績です。
🏦事業の内容は・・・
『当社グループは、当社、子会社17社で構成され、道路関連事業、レジャー事業および不動産事業に携わっております。
【道路関連事業】
道路および道路附属設備の維持・清掃、補修工事の請負等を官公庁等より受注して作業を行うほか、その一部を子会社に作業委託しております。太陽光発電事業を行っております。
【レジャー事業】
親会社東宝㈱からは上映作品の配給を受けることがあります。また、パンフレット等劇場売店商品の仕入の取引があります。東京夢の島マリーナおよび浦安マリーナの管理運営を行っております。
【不動産事業】
吉祥寺スバルビル、銀座スバルビルその他の所有不動産の賃貸を行っております。』
(有価証券報告書より一部抜粋)
特色は、「東宝系。道路メンテナンスが主力で公共事業依存度が高い。映画興行、飲食、駐車場事業も併営」となっています。
スバル興産とは違いまーす。こちらも不動産系ですが、SUBARUグループで非上場です。
(間違いそうになるのは私だけ?💧)
昭和21年2月 | スバル興業株式会社を設立。 |
昭和21年12月 | 丸の内オリオン座(昭和31年9月閉館)及び丸の内スバル座 (昭和28年9月閉館)を順次開館。 |
昭和24年5月 | 東京証券取引所に上場(昭和38年10月市場第二部へ移行)。 |
昭和31年12月 | 吉祥寺スバル座(昭和48年12月閉館)を開館 |
昭和39年6月 | (旧)株式会社東京ハイウエイを設立し、道路の清掃及び メンテナンス事業に進出。 |
昭和41年4月 | 有楽町スバル座を開館。 |
昭和43年9月 | ボウリング部門に進出。 |
昭和60年7月 | 東京証券取引所の市場第一部に指定。 |
平成20年4月 | 有楽町スバル座を開館。 |
昭和43年9月 | 東京夢の島マリーナ、千葉県浦安市の浦安マリーナの運営業務を開始。 |
平成24年4月 | 太陽光発電事業を開始。 |
🏦優待変更の理由・・・
『有楽町スバル座閉館のため。』
(適時開示より)
このあっさりした理由は初めてかも??
🏦優待変更内容は・・
変更前 1月末日と7月末の年2回 有楽町スバル座鑑賞カード
100株 | 半年で6回 |
200株 | 半年で12回 |
300株以上 | 半年で18回 |
変更後 2019年7月末のみ TOHOシネマズ ギフトカード
保有株式数 | 3年未満保有 | 2年以上保有 | |
100株 | 1,000円分 | 1,500円分 | |
200株 | 1,500円分 | 2,000円分 | |
300株以上 | 2,000円分 | 2,500円分 |
変更後 2020年以降1月末の年1回 TOHOシネマズ ギフトカード
保有株式数 | 3年未満保有 | 2年以上保有 | |
100株 | 2,000円分 | 3,000円分 | |
200株 | 3,000円分 | 4,000円分 | |
300株以上 | 4,000円分 | 5,000円分 |
「TOHOシネマズ ギフトカード」とは
・映画チケットの購入(インターネットご利用により事前購入も可能)
・劇場内での各種ドリンクやスナック等の購入
・一部除く、パンフレット、ポスターをはじめとした映画関連グッズ等のご購入
に使えるようです。
今までは映画鑑賞が100株でも年12回出来たってことですよね?
単純計算で大人1回1,800円とすると21,600円分にもなります。
これがTOHOシネマになっただけで2,000円になってしまうとはえらい違いですね。
規模が大きくなってしまうのでしょうがないのかなー?
🏦開始時期は・・・
2019年7月31日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
今回の権利付最終売買日は、2019年7月26日になります。
7月の優待発送は10月下旬頃、1月の優待は4月下旬頃です。
7月の発送はこれで最後ですね。
2019年3月15日終値の株価が、5,990円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の100株で・・・
599,000円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
う〜〜ん、なかなか高額ですね。
🏦発表後の株価推移は・・・
株価 | 前日比 | |
発表前 3/13終値 | 6,060円 | |
発表日 3/14終値 | 6,100円 | 15:00発表 |
発表後 3/15終値 | 5,990円 | -110円(-1.80%) |
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせは「2019年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」「投資単位の引下げに関する考え方及び方針等について」「支配株主等に関する事項について」がありました。
発表後は結構下がってしまいましたね。
影響がありそうなのは決算でしょうか?売上は上がったものの利益は3%ほど下がっています。
決算は個人的はさほど影響はないと思っていますので、やっぱり優待変更の影響でしょうかねー?
投資単位の引き下げは、株価を下げさせることで株式分割とかするのかな?
確かに60万近い金額はポンと出せるようなものではありません。
出来高は前日5,300株に対して5,700株ですのでそんなに動いていない感じです。
2020年1月期の年間予想配当金は・・・100円です。
3/16時点の配当利回りは、約1.67%になります。
🏦3/16の株価で優待が行われたと仮定しての配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
(2020年1月以降の優待)
100株以上 | (599,000円) | |
3年未満 | 12,000円相当 | 2.00% |
3年以上 | 13,000円相当 | 2.17% |
200株以上 | (1,198,000円) | |
3年未満 | 23,000円相当 | 1.92% |
3年以上 | 24,000円相当 | 2.00% |
300株以上 | (1,797,000円) | |
3年未満 | 34,000円相当 | 1.89% |
3年以上 | 35,000円相当 | 1.95% |
(税金などは考慮していません。)
ちなみに今までの優待をフルに使った時の利回りは、5.28%でした。
しょうがないとは思いますが、かなり少なくなってしまいました。
直近1年間の高値は、7,360円(2018/06/07)・安値は、5,000円(2018/12/25)です。
差は、2,360円です。中間値は、6,180円ですのでこれよりちょっと下がってしまいましたね。
10年前から見ると、2011年に2,000円台だったのが2017年に8,500円まで上がって今の6,000円台で落ち着くかってところです。
🏦発表日終値(3/14)の過去同日(休みの場合は翌営業日)株価の推移です。

いい感じで右肩上りになっていますね。
🏦決算経営指標等の推移です。

(売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位)
一株益、一株純資産は、株式分割・併合があった場合は調整しています。

グラフで見ると有利子負債は上がってなくて、他が良い感じで上がっていて良いですね。
直近連結の5年間では、







ほとんど晴れで素晴らしいです!!滅多に見られない感じです。
利益率は低めですが、他には何も言うことはありません。
🏦大株主の状況(上位5番目まで)
・東宝㈱ | 51.11% |
・HSBC BANK PLC A/C MARATHON FUSION JAPAN PARTNERSHIP LP | 3.15% |
・日本トラスティ・ サービス信託銀行㈱ | 1.95% |
・日本トラスティ・ サービス信託銀行㈱(9) | 1.22% |
・日本マスタートラスト 信託銀行㈱ | 1.21% |
*個人その他の株主数 4,001人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の 27.85%です。
(2018年1月31日現在)
道路がメンテナンスが主力なんですけど、東宝が大株主です。
個人の株主の割合は3割弱程度と少なめです。
株価が高いからな〜〜。
🏦当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位)
・㈱三菱UFJフィナンシャル ・グループ | 36,190株 |
・㈱三井住友フィナンシャル グループ | 943株 |
・㈱みずほフィナンシャル グループ | 11,920株 |
比較の業種は、四季報だと「建設・土木」になり、みんかぶだと「サービス」になっています。
今回は優待が映画系ということで近そうな東京テアトルにしてみました。

(直近の決算より。株価などは2019年3月14日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
比較してしまうとスバル興業が圧倒的にいい感じになってしまいますね。
主力は官公庁相手の道路関係ですのでしょうがないですね。
でも、役員報酬がスバル興業よりも良いなんて・・・。
🏦一株益の推移です。

スバル興業きれいな右肩上がりになっていて凄いです!!
株価がもっと安かったら保有したい会社です。
株式3分割位にしてくれないと買えません。💧
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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