ココスジャパンが優待休止を発表!!株価はストップ安になりました。どんな指標だったんでしょう?
2019/4/15に株主優待制度の休止に関するお知らせがあった「株式会社 ココスジャパン」(JASDAQ)の指標はどんな感じだったんでしょう。
🏦事業の内容は・・・
『当社グループは、当社(㈱ココスジャパン)及び親会社で構成され、外食事業を主な事業内容としております。』(有価証券報告書より抜粋)
特色は、「ゼンショーHD傘下。首都圏中心に「ココス」を展開。グループ内再編でファミレス事業に特化」となっています。
🏦ざっくり沿革
・1978年04月 株式会社ろびんふっど(現 ㈱ココスジャパン)を茨城県土浦市に設立。
・1986年08月 焼肉レストラン“宝島”第1号店を開店。
・1987年02月 商号を株式会社ココスジャパンに変更。
・1988年12月 メキシカンディナーレストラン“エルトリート”第1号店を開店。
・2000年07月 株式公開買付により、筆頭株主が株式会社ゼンショー(現 ㈱ゼンショーホールディングス)となりゼンショーグループとなる。
・2001年11月 “炭火焼肉いちばん”第1号店を開店。
・2002年10月 株式会社はま寿司設立。
・2010年04月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ)に上場。
🏦優待制度休止の理由・・・
『当社は、株主様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、多くの方に当社の株式を保有していただきたく株主優待制度を導入しております。
しかしながら、同日開示の「業績予想の修正に関するお知らせ」の通り、2019年3月期の業績予想は大幅な下方修正になる見込みです。このような経営状況に鑑み、検討を重ねました結果、誠に遺憾ながら、株主優待制度を休止させていただくことといたしました。
今後も株主様への利益還元が当社の最重要事項であることを認識し、株主優待制度の再開に向け、早期の業績回復に全力を尽くしてまいりますので、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。』(適時開示より)
🏦休止になる優待内容は・・
3月末日と9月末の年2回
・100株以上 1,000円分の優待券及び5%の割引カード
・200株以上 2,000円分の優待券及び10%の割引カード
・500株以上 6,000円分の優待券及び10%の割引カード
・1,000株以上 12,000円分の優待券及び10%の割引カード
🏦開始時期は・・・
2019年9月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
なので、再開されるまで無いです・・・。
再開に向けて買っておこうという方は、2019年4月17日終値の株価が、1,643円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の100株で164,300円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
🏦発表後の株価推移は・・・
発表前 4/12終値 2,236円
発表日 4/15終値 2,238円
15:00発表
発表後 4/16終値 1,738円
-500円(-22.34%)
発表後 4/17終値 1,643円
-95(-5.47%)
下方修正のお知らせもあったので翌日はストップ安になり、2日間で600円近い下げになってしまいました。
2019年3月期の年間予想配当金は・・・14円です。
4/17時点の配当利回りは、約0.85%になります。
優待は無くなるし、配当はこれだけ下がっても1%以下では個人株主は逃げて行きますね。
直近1年間の高値は、2,344円(2018/9/26)・安値は、1,643円(2019/4/17)です。
差は、701円です。中間値は、1,993.5円になります。
5年前は1,600円前半の株価だったのでそれに戻ったって感じですね。
🏦発表日翌日終値(4/16)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

5年かけてここまで上がって来たのに一気に下がったって感じです。
まるでジェットスターのようですね。
🏦決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位

売上は横ばいで、有利子負債はどんどん減ってきていて良いのですが、利益も微妙に減って40期で一気に下がってしまいました。
直近連結の5年間では、







意外と晴れ間が多いですね!
自己資本比率は高く、有利子負債依存率は低くて指標的には良いのですが、利益が減ってきているんですね〜〜。
🏦大株主の状況(上位5番目まで)
・㈱ゼンショーホールディングス
51.26%
・ココスジャパン従業員持株会
0.88%
・アサヒビール㈱
0.58%
・㈱大倉商事
0.51%
・メリルリンチ日本証券㈱
0.29%
(2018年3月31日現在)
*個人その他の株主数 30,080人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の45.03%です。
個人の株主の割合は半分弱となっています。
🏦当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位)
該当事項はありません。
レストラン系で株価と時価総額が近いジョイフルと比較してみました。

(直近の決算より。株価などは2019年4月17日現在。)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
・ジョイフルは決算期が変更になった為、29年度のものです。
ココスジャパンの役員報酬は前期は1人2400万円で今期は1人900万円と激減しました。
個人株主が約半分いますので今回の優待休止でどのくらい減ってしまうんでしょうか?
2社共ストック・オプションはやっていなくて良いのですが、利益率が低いですね。
配当もココスは50%近くでジョイフルは200%近くあって無理してるって感じですね。
ココスは余剰金が180億円もあるのになんでこんなに悪くなってしまったんでしょう?
🏦一株益の推移です。

2社共下降トレンドになっていますね。
ジョイフルは急降下です。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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