『イーエムシステムズ』が優待新設しました。クオカード・・ではありません。同業比較もありますよ〜。
2019/5/8に株主優待制度の導入に関するお知らせがあった「株式会社イーエムシステムズ」(東証一部)の優待内容と指標はどんな感じでしょう?
🏦 事業の内容は・・・
薬局向けのシステムを開発販売し、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行う調剤システム事業及びその関連事業、クリニックを主とする医療機関向けに医療事務処理コンピュータシステムを開発販売し、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行う医科システム事業及びその関連事業、介護サービス事業者向けシステムと医療介護連携ソリューションを開発販売し、保守メンテナンスサービスを行うその他の事業などです。(有価証券報告書より抜粋)
特色は、「調剤薬局向けシステム開発、販売、メンテの大手、国内シェア3割と首位。医科システムを拡大」となっています。
🏦 ざっくり沿革・・・
昭和55年1月 兵庫県姫路市において株式会社エムシイエス(現 株式会社イーエムシステムズ)を設立、医療事務用オフコンの販売を開始。
平成2年5月 関西エプソンメディカル株式会社、エプソン販売株式会社との合弁解消。商号をエプソンメディカル株式会社に変更。
平成10年4月 エプソンメディカル株式会社を株式会社イーエムシステムズに商号変更。
平成12年12月 日本証券業協会に株式を店頭登録。
平成15年5月 東京証券取引所市場第二部上場。
平成24年11月 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
🏦 優待制度導入の目的・・・
『株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方々に中長期的に当社株式を保有していただくことを目的としております。』(適時開示より)
🏦 優待内容は・・・
3月末日の年1回 カタログまたはサイトより商品1点選択
100株以上 1,000円相当
500株以上 3,000円相当
1,000株以上 5,000円相当
*1年以上継続保有(同一の株主番号で記載または記録)された株主様さん対象です。
*但し、今年に限り9月30日から半年以上継続保有で大丈夫だそうです。
(2019年9月30日および2020年3月31日に連続して同一株主番号で株主名簿に記載または記録されていることが条件です。)
🏦 開始時期は・・・
2020年3月31日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
今年に限って9月末から半年保有なので、この優待が欲しい方は2019年9月26日までに保有して下さい。
2019年5月13日終値の株価が、1,516円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の100株で151,600円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
まぁ、なんとか手が届きそうな金額ですね。(私的感覚です)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 5/7終値 1,539円
発表日 5/8終値 1,512円
16:00発表
発表後 5/9終値 1,478円
-34円(-2.25%)
発表後 5/10終値 1,526円
+48円(+3.25%)
発表後 5/13終値 1,516円
-10円(-0.66%)
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせは「 2019年3月期 決算短信」と「剰余金の配当(増配)に関するお知らせ」がありました。
増配は1円、決算は経常利益が-10.2%となっていました。
これに加えて地合いも悪かったので下がってしまいましたね。
それでもこの状況で-2%台は良い方だと思うのですが、2日目は上がりました。
2020年3月期の年間予想配当金は・・・19円です。
5/13時点の配当利回りは、約1.25%になります。
🏦 5/10の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
100株以上 | (151,600円) | |
2,900円相当 | 1.91% | |
500株以上 | (758,000円) | |
12,500円相当 | 1.65% | |
1,000株以上 | (1,516,000円) | |
24,000円相当 | 1.58% |
配当+優待でも1%台と低めです。
直近1年間の高値は、1,557円(2019/5/15)・安値は、927円(2018/12/25)・・・どの企業でもこの日前後に安値になっているのが多いです。
差は、630円です。中間値は、1,242円ですのでこれよりは結構上がっていますね。
5年前から見ると400円台から上昇しています。
🏦 発表日翌日終値(5/9)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

右肩上がりになっていますね。
🏦 決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位

有利子負債も年々減ってきていて自己資本比率が上がって来ています。
直近期が売上、利益がちょっと減ってしまいましたね。
でもいい感じだと思います。
直近連結の5年間では、







快晴に近いですね!
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・株式会社コッコウ
34.70%
・株式会社メディパルホールディングス
9.92%
・ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニー レギュラーアカウント
5.41%
・日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
2.83%
・日本マスタートラスト信託銀行株式会社
2.78%
*個人その他の株主数2,460人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の24.38%です。
(2018年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位)
該当事項はありません。
医療システム開発系で時価総額が近いソフトウェアサービスと比較してみました。

(直近の決算より、株価などは2019年5月14日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
2社共直近3年の成長率は下がり気味ですが指標的にはいい感じです。
でも、ソフトウェアサービスは株価が高い!配当性向が低い!ストック・オプションはやっていなくて良いんですけどね〜〜。
🏦 一株益の推移は・・・

2社共マイナスはありません。
次期予想はEMは下げていますが、ソフトウェアは上げています。
トレンド的にはEMは緩やかな上昇、ソフトウェアは上昇しています。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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