『テンポイノベーション』が株主優待新設!優待は3,000円の・・・・。同業比較有りま〜〜す。
2019/5/31に株主優待制度の導入に関するお知らせがあった「株式会社 テンポイノベーション」(東証一部)の優待内容と指標はどんな感じでしょう?
🏦 事業の内容は・・・
『 当社は、「貢献創造(転貸借の商慣習を変え、店舗物件のスタンダードを創造する)」を企業理念に掲げ、東京を中心に飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業を展開しております。
この店舗賃貸事業は、当社が不動産オーナーから賃借した店舗物件を店舗出店者に転貸する事業であります。
当社では、店舗賃貸事業の展開により、店舗物件に係る不動産オーナー、不動産業者、店舗出店者、店舗撤退者という多くの方々にメリットを提供できると考えております。 』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくり沿革・・・
平成19年11月 株式会社テンポリノベーション分割準備を設立
平成20年1月 株式会社テンポリノベーションに商号変更
平成21年7月 株式会社クロップスが全株を取得(同社の連結子会社)
平成25年5月 式会社テンポイノベーションに商号変更
平成29年10月 東京証券取引所マザーズに株式を上場
平成30年10月 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更
🏦 優待制度導入の目的は・・・
『株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方々に当社株式を保有していただくことを目的としております。』(適時開示より)
🏦 優待内容は・・・
3月末日の年1回
100株以上 ジェフグルメカード3,000 円分

🏦 開始時期は・・・
2020年3月31日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有して下さい。
2019年6月4日終値の株価が、1,545円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の100株で154,500円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
なんとかいける金額ですね。(私的感覚です)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 5/30終値 1,517円
発表日 5/31終値 1,510円 15:30発表
発表後 6/ 3終値 1,565円
前日差 +55円(+3.64%)
発表後 6/ 4終値 1,545円
前日差 -20円(-1.28%)
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせは「 株式の立会外分売に関するお知らせ」がありました。
2020年3月期の年間予想配当金は・・・14円です。
6/4時点の配当利回りは、約0.91%になります。
🏦 6/4の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
100株以上 | (154,500円) | |
4,400円相当 | 2.85% |
*3,000円カードでも3%に届きませんでした。
直近1年間の高値は、1,787円(2019/02/06)・安値は、1,124円(2018/07/06)
差は、663円です。中間値は、1,455.5円ですので現在はこれより上がっていますね。
🏦 発表日翌日終値(6/3)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

上場が2017年10月25日なので2年分だけです。
🏦 決算経営指標等の推移です。


有利子負債依存率はちょっと高めです
利益率は低いですね。
一株益は上下はあるものの安定していると思います。
直近連結の5年間では、







自己資本比率以外は晴れですね。
有利子負債も無くいい感じです。
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・㈱クロップス
66.23%
・UNION BANCAIRE PRIVEE
4.65%
・原 康雄
3.89%
・野村信託銀行株式会社
2.94%
・日本マスタートラスト信託銀行㈱
2.86%
*個人その他の株主数1,355人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の19.19%です。(2018年3月31日現在)
株式会社 クロップスはau携帯電話の販売及び付随するサービス全般を事業内容としていてテンポイノベーションはそこの連結子会社になっています。
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
*該当事項はありません。
不動産系で時価総額と株価が近いセンチュリー21・ジャパンと比較してみました。
*テンポイノベーション特色:『 飲食店向け中心に店舗賃貸事業を展開。首都圏の居抜き案件に集中、転貸物件多いが一部所有も』
*センチュリー21・ジャパン特色:『伊藤忠系。不動産仲介店を4大都市圏でFC展開。FCからの加盟料、サービスフィーが収入源』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年6月4日現在)
*テンポイの株価比は2年間です。
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
売上は2社ともちょっと鈍化傾向にあります。
有利子負債は無いのですが、自己資本比率はテンポイは低く、センチュリー21は高いです。
配当はセンチュリー21が良いのですが、配当性向が50%以上超えているのでちょっと高い気もします。
🏦 一株益の推移は・・・

2社共マイナスはありません。
次期予想はテンポイは上げていますが、センチュリー21は下げています。
それでもトレンド的には角度は違うものの2社共上がっていますね。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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