『大塚家具』がついに株主優待新設!経営状態がこんな状態で・・?ニトリとの比較有りま〜〜す。
2019/6/10に株主優待制度の導入に関するお知らせがあった「株式会社 大塚家具」(JASDAQ)の優待内容と指標はどんな感じでしょう?
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループ(当社及び当社の非連結子会社)は、株式会社大塚家具(当社)と、秋田木工株式会社(非連結子会社)、リンテリア株式会社(非連結子会社)他、計4社からなり、家具・インテリアの小売を主力事業としております。
当社は、国内外の家具・インテリアの販売を全国のショールームにて展開するとともに、ホテル・高級ケア付きマンションやハウジング関連企業等の法人需要案件を、コントラクト部門にて手がけております。』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくり沿革・・・
昭和54年7月 東京都千代田区九段北に本社を移転
昭和55年6月 日本証券業協会東京地区協会に店頭登録し株式を公開
平成29年11月 株式会社ティーケーピーと業務・資本提携
平成30年12月 中国家具販売企業「居然之家」と業務提携
平成31年2月 株式会社ハイラインズと業務・資本提携
平成31年12月 株式会社ヤマダ電機と業務提携
🏦 優待制度導入の目的・・・
『当社は創業 50 周年を迎え、株主の皆様の日頃からのご支援に感謝の意をお示しするとともに、当社の商品やサービスにより親しんでいただき、多くの株主の皆様に中長期的に当社株式を保有していただけるよう、当社株式への投資の魅力を高めるべく、この度、株主優待制度を導入いたします。』(適時開示より)
🏦 優待内容は・・・
4月末日と10月末の年2回 お買物割引券1枚
*ただし、当事業年度は決算期変更年度のため、2019年は6月30日及び12月31日を基準日として、100株以上保有する株主の皆様を対象といたします。
6ヶ月以上 | 3年以上 | |
100株以上 | 5%OFF券 | 8%OFF券 |
1,000株以上 | 7%OFF券 | 10%OFF券 |
※「3年以上継続して保有」されているかどうかは、毎年4月30日及び10月31日現在(ただし、2019年以前は6月30日及び12月31日現在)の株主名簿に同じ株主番号で連続して7回以上記載又は記録されていることをもって判断いたします。
🏦 開始時期は・・・
2019年6月末日現在の株主名簿に記録された6ヶ月以上継続の株主さんから開始です。
今保有していなくて、次回この優待が欲しい方は2019年12月26日までに保有して下さい。
2019年6月13日終値の株価が、250円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の100株で25,000円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
まぁ、ササッと買えそうな額ですね。(私的感覚です)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 06/07終値 244円
発表日 06/10終値 244円 15:15発表
発表後 06/11終値 252円
前日差 +8円(+3.28%)
発表後 06/12終値 257円
前日差 +5円(+1.98%)
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせはありませんでしたのでこのお知らせだけで2日間で5%以上もあがりました。
2020年4月期の年間予想配当金は・・・無配です。
6/13時点の配当利回りは、当然ながら0.00%になります。
🏦 6/13の株価で、配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
割引券なので使った分だけオトクですね。
直近1年間の高値は、540円(2018/06/13)・安値は、227円(2019/06/04)・・・
差は、313円です。中間値は、383.5円ですので現在はこれより下がっていますね。
5年前から見ると4年前に2,400円台までいってそこから下降しています。
🏦 発表日翌日終値(6/11)の過去同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

急に下がって来ています。
🏦 決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位

売上、経常利益とも下がって来ています。
というか赤字続きになっています。
お家騒動があってからでしょうか?
前期から有利子負債も出てきましたね。
経営状態は少々悪くなってきていて厳しそうです。
こんな状態で優待を発表するなんて大丈夫なんでしょうかね?
直近連結の5年間では、







有利子負債以外は雨模様です・・・。
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・株式会社ききょう企画
6.83%
・株式会社ティーケーピー
6.81%
・株式会社SMBC信託銀行(退職給付信託口)
3.01%
・日本証券金融株式会社
2.69%
・大塚春雄
2.48%
株式会社ききょう企画は大塚家の資産管理会社ですね。
*個人その他の株主数14,707人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の64.02%と半数を超えています。
(2018年12月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
・㈱帝国ホテル
302,000株
*前年度までは、西武、三井住友、みずほ、三菱UFJ、藤田観光、イトーキなどあったみたいです。
あまり比較にはなりませんが家具小売のニトリHDと比較してみました。
*大塚家具特色:『総合家具小売り大手。都市部展開。中高級品・輸入品強み。従来の会員価格販売廃止など転換模索』
*ニトリHD特色:『全国トップの家具・インテリア製造小売りチェーン。海外に自社工場も。中国事業を育成中』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年6月13日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
株価は大塚家具が下がっているのに対してニトリは順調に上がっていますね。
ただ売上は少々鈍化している感じです。
🏦 一株益の推移は・・・

ニトリHDは順調に上げています。
大塚家具はマイナスになっていてトレンド線が下むいています。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

この記事へのコメント