『石垣食品』が優待内容を変更しました。既存株主にとっては改悪かも?指標は・・こんなに?って感じです。石井食品との比較も有りますよー。
2019/7/19に株主優待制度の変更に関するお知らせがあった「石垣食品 株式会社」(JASDAQ)の変更内容と指標はどんな感じでしょう?
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループは、当社及び当社の子会社で構成され、麦茶・健康茶等の製造販売を主力とする飲料事業、ビーフジャーキーの製造販売を行う珍味事業、健康・美容商材を会員制通販卸サイトを運営するインターネット通信販売事業、その他飲食店の運営・乾燥ナルト等の業務用商品の製造販売を主たる事業として行っております。』
(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくり沿革・・・
昭和32年10月 前代表取締役石垣敬義が設立、食品の輸出入・製造販売を開始。
昭和40年6月 濃縮水出し麦茶を完成し“ミネラル麦茶”と命名して製造販売を開始。
昭和60年11月 社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録。
平成3年1月 中華人民共和国山東省に合弁会社ウェイハン石垣食品有限公司を設立。
平成5年2月 華人民共和国山東省に独資会社チンタオ石垣食品有限公司を設立。
平成16年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
平成22年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
平成25年7月 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
🏦 優待制度変更の理由・・・
『当社では、株主の皆様の日ごろのご支援に対する感謝として、また、株主の皆様に当社の商品に対するご理解を深めて頂くことを目的として、株主優待として当社商品の詰合せを贈呈させて頂いております。
このたび、当社株式を一定数以上ご保有頂いている株主の皆様との関係をより一層深めていくこと、およびより効果的な株主優待の制度となることを主な目的として、株主優待制度を変更することといたしました。』(適時開示より)
🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回 石垣食品 商品詰合せ
変更後 3月末日の年1回 石垣食品 商品詰合せ
今までの優待目的の株主さんには改悪になりそうですね。
🏦 開始時期は・・・
2020年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有して下さい。
2019年7月23日終値の株価が、175円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の3,000株で525,000円必要になります。
(売買単位は100株、他に手数料などかかります。)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 07/18終値 168円
発表日 07/19終値 173円 15:30発表
発表後 07/22終値 174円
前日差 +1円(+0.58%)
発表後 07/23終値 175円
前日差 +1円(+0.57%)
*発表翌日にはさほど株価の動きはなかったのですが発表前に3%も株価が上がりましたが単なる偶然でしょうか?
適宜開示速報でこれ以外のお知らせはありませんでした。
2020年3月期の年間予想配当金は・・・0円(無配)です。
7/23時点の配当利回りは、当然0.00%になります。
🏦 7/22の株価で、変更後の優待概算の年間予想利回りは・・・
さすがに配当がないと利回りは低くなりますね。
直近1年間の高値は、262円(2018/07/26)・安値は、137円(2019/05/10)
差は、125円です。中間値は、199.5円ですので現在は中間値よりも低めですね。
5年前から見ると180円位を中心に行ったり来たりしています。
🏦 発表日翌日終値(7/10)の10年前と5年前までの同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

直近でちょっと下がってしまいましたが、トレンド線はギリギリ右上がりです。
🏦 決算経営指標等の推移です。


直近連結の5年間では、
売上げはここに来て一気に伸びています。
営業活動によるキャッシュ・フローは一期を除いて赤字になっています。
一株益はすべてマイナスです。
一株純資産は安定していません。
自己資本比率は平均で32.1%です。
自己資本利益率は出ません。雨
有利子負債依存率は平均で254.7%です。雨
ずーっと雨で局地的な晴れ間が出た感じの梅雨のような感じです。
ずっと赤字のかな〜〜り厳しい指標になっています。
売上は上がりましたが、その代り有利子負債もかな増えてきています。
この状態で優待を出しているのは立派というか無謀というか・・・まぁ改悪もしょうがないですね。
平成31年のセグメントの業績は・・(有価証券報告書より抜粋中略有り)
1)飲料事業
「ごぼう茶」については、他社競合商品の増加により競争環境が悪化する中、年末に実施した増量キャンペーンが不発に終わるなどしたことから大幅に減収、杜仲茶は増収となったものの、烏龍茶も減収となりました。
2) 珍味事業
忘年会シーズンである年末に実施した増量キャンペーンで期待したほどの効果を得ることができず、減収傾向が続きました。ビーフジャーキーのOEM商品については、通期では微増に留まりました。また、市場への商品投入を期待したペットフードは有力な販売先の確保に至ることができず、売上拡大をすることができませんでした。そのため珍味事業全体でも減収となりました。
3)インターネット通信販売事業
インターネット通信販売事業においては、新日本機能食品の子会社化が通期で寄与することとなったため大幅な増収となりました。
しかし損益面において、倉庫作業の一部外注化等費用の増加、配送費用・段ボール等の包装資材の高騰に加え販売促進費や人件費などが増加したことや、一部商品の利益率が悪化したことに加え、のれんの償却費47百万円、長期滞留在庫品の評価損13百万円の計上などがあり採算が悪化いたしました。
4)その他
業務用ナルト、だしのもとは堅調に推移したことに加え、12月から再参入した飲食店舗の売上高が計上されることとなったことから大幅な増収となりました。
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・株式会社ライブスター証券
18.37%
・石垣 裕義(代表取締役)
10.31%
・株式会社石垣共栄会
5.00%
・日本証券金融株式会社
4.33%
・立花証券株式会社
4.28%
筆頭株主は証券会社ですね。
*個人その他の株主数2,565人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の63.6%となっています。
(2019年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。
同業他社の石井食品と比較してみました。
*石垣食品特色:『ビーフジャーキー、健康茶類の飲料が2本柱。買収したネット通販会社が売上の約8割に』
*石井食品特色:『ミートボール、ハンバーグ等の食肉加工品主力。スーパー向け中心。おせちなど年末商戦で稼ぐ』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年7月23日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
2社共、指標的に厳しい経営になっている感じです。
石垣食品は有利子負債依存率が500%、ROE-120%、PER1160倍というとんでもない数字になってしまいました。
石井食品もギリギリの感じです。一応配当を出していますが、配当性向は545%といつ無配になってもおかしくない状態になっています。
🏦 一株益の推移は・・・

同じような形になっています。
お互いマイナスが多いのですが時期予想がプラスだったのでトレンド的にはなんとか右上を向いていますね。
最近は麦茶や烏龍茶などの飲料系はいろんな所から出ていて量販店にいけば2Lで99円とかそれ以下で売っているところもあるので厳しいですね。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループは、当社及び当社の子会社で構成され、麦茶・健康茶等の製造販売を主力とする飲料事業、ビーフジャーキーの製造販売を行う珍味事業、健康・美容商材を会員制通販卸サイトを運営するインターネット通信販売事業、その他飲食店の運営・乾燥ナルト等の業務用商品の製造販売を主たる事業として行っております。』
(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくり沿革・・・
昭和32年10月 前代表取締役石垣敬義が設立、食品の輸出入・製造販売を開始。
昭和40年6月 濃縮水出し麦茶を完成し“ミネラル麦茶”と命名して製造販売を開始。
昭和60年11月 社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録。
平成3年1月 中華人民共和国山東省に合弁会社ウェイハン石垣食品有限公司を設立。
平成5年2月 華人民共和国山東省に独資会社チンタオ石垣食品有限公司を設立。
平成16年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
平成22年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
平成25年7月 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
🏦 優待制度変更の理由・・・
『当社では、株主の皆様の日ごろのご支援に対する感謝として、また、株主の皆様に当社の商品に対するご理解を深めて頂くことを目的として、株主優待として当社商品の詰合せを贈呈させて頂いております。
このたび、当社株式を一定数以上ご保有頂いている株主の皆様との関係をより一層深めていくこと、およびより効果的な株主優待の制度となることを主な目的として、株主優待制度を変更することといたしました。』(適時開示より)
🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回 石垣食品 商品詰合せ
500株以上 | 1,000円相当 |
1,000株以上 | 3,000円相当 |
変更後 3月末日の年1回 石垣食品 商品詰合せ
3,000株以上 | 10,000円相当 |
今までの優待目的の株主さんには改悪になりそうですね。
🏦 開始時期は・・・
2020年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有して下さい。
2019年7月23日終値の株価が、175円でしたので、この日の株価だと最低優待権利の3,000株で525,000円必要になります。
(売買単位は100株、他に手数料などかかります。)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 07/18終値 168円
発表日 07/19終値 173円 15:30発表
発表後 07/22終値 174円
前日差 +1円(+0.58%)
発表後 07/23終値 175円
前日差 +1円(+0.57%)
*発表翌日にはさほど株価の動きはなかったのですが発表前に3%も株価が上がりましたが単なる偶然でしょうか?
適宜開示速報でこれ以外のお知らせはありませんでした。
2020年3月期の年間予想配当金は・・・0円(無配)です。
7/23時点の配当利回りは、当然0.00%になります。
🏦 7/22の株価で、変更後の優待概算の年間予想利回りは・・・
3,000株以上 | (525,000円) | |
10,000円相当 | 1.90% |
さすがに配当がないと利回りは低くなりますね。
直近1年間の高値は、262円(2018/07/26)・安値は、137円(2019/05/10)
差は、125円です。中間値は、199.5円ですので現在は中間値よりも低めですね。
5年前から見ると180円位を中心に行ったり来たりしています。
🏦 発表日翌日終値(7/10)の10年前と5年前までの同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

直近でちょっと下がってしまいましたが、トレンド線はギリギリ右上がりです。
🏦 決算経営指標等の推移です。

売上高、純利益、営業CF、有利子負債は百万円単位

直近連結の5年間では、







ずーっと雨で局地的な晴れ間が出た感じの梅雨のような感じです。
ずっと赤字のかな〜〜り厳しい指標になっています。
売上は上がりましたが、その代り有利子負債もかな増えてきています。
この状態で優待を出しているのは立派というか無謀というか・・・まぁ改悪もしょうがないですね。
平成31年のセグメントの業績は・・(有価証券報告書より抜粋中略有り)
1)飲料事業
「ごぼう茶」については、他社競合商品の増加により競争環境が悪化する中、年末に実施した増量キャンペーンが不発に終わるなどしたことから大幅に減収、杜仲茶は増収となったものの、烏龍茶も減収となりました。
2) 珍味事業
忘年会シーズンである年末に実施した増量キャンペーンで期待したほどの効果を得ることができず、減収傾向が続きました。ビーフジャーキーのOEM商品については、通期では微増に留まりました。また、市場への商品投入を期待したペットフードは有力な販売先の確保に至ることができず、売上拡大をすることができませんでした。そのため珍味事業全体でも減収となりました。
3)インターネット通信販売事業
インターネット通信販売事業においては、新日本機能食品の子会社化が通期で寄与することとなったため大幅な増収となりました。
しかし損益面において、倉庫作業の一部外注化等費用の増加、配送費用・段ボール等の包装資材の高騰に加え販売促進費や人件費などが増加したことや、一部商品の利益率が悪化したことに加え、のれんの償却費47百万円、長期滞留在庫品の評価損13百万円の計上などがあり採算が悪化いたしました。
4)その他
業務用ナルト、だしのもとは堅調に推移したことに加え、12月から再参入した飲食店舗の売上高が計上されることとなったことから大幅な増収となりました。
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・株式会社ライブスター証券
18.37%
・石垣 裕義(代表取締役)
10.31%
・株式会社石垣共栄会
5.00%
・日本証券金融株式会社
4.33%
・立花証券株式会社
4.28%
筆頭株主は証券会社ですね。
*個人その他の株主数2,565人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の63.6%となっています。
(2019年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。
同業他社の石井食品と比較してみました。
*石垣食品特色:『ビーフジャーキー、健康茶類の飲料が2本柱。買収したネット通販会社が売上の約8割に』
*石井食品特色:『ミートボール、ハンバーグ等の食肉加工品主力。スーパー向け中心。おせちなど年末商戦で稼ぐ』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年7月23日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
2社共、指標的に厳しい経営になっている感じです。
石垣食品は有利子負債依存率が500%、ROE-120%、PER1160倍というとんでもない数字になってしまいました。
石井食品もギリギリの感じです。一応配当を出していますが、配当性向は545%といつ無配になってもおかしくない状態になっています。
🏦 一株益の推移は・・・

同じような形になっています。
お互いマイナスが多いのですが時期予想がプラスだったのでトレンド的にはなんとか右上を向いていますね。
最近は麦茶や烏龍茶などの飲料系はいろんな所から出ていて量販店にいけば2Lで99円とかそれ以下で売っているところもあるので厳しいですね。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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