100円ショップの『キャンドゥ』が株主優待を変更しました。拡充なんですが、5年前に戻ったって感じです。セリアとの比較もありますよー。


2019/11/19に株主優待制度の変更に関するお知らせがあった「株式会社 キャンドゥ」(東証1部)の変更内容と指標はどんな感じでしょう?


🏦 事業の内容は・・・ 
『当社グループは、株式会社キャンドゥと国内子会社1社で構成され、キャンドゥのチェーン展開として、日用雑貨及び加工食品の小売店舗チェーン展開事業を営んでおります。』(有価証券報告書より抜粋)

キャンドゥは、価値観:100円のすばらしさに誇りを持ち、どこまでも追求する・志すべき所:老若男女すべての人に利用してもらえるブランドにする・使命:100円ですべての人を幸福にする を企業理念において今後の戦略として出店の加速、独自性商品の開発、販売力の向上、働き方改革への取組みを行っていくようです。
店舗数は1,002店舗(直営店697店舗、FC店297店舗、海外FC店8店舗)となっています。
100円ショップの大手は大創産業(ザ・ダイソー)・セリア・キャンドゥ・ワッツなどあって競争が激しそうですね。


🏦 ざっくり沿革・・・
1993年12月 埼玉県戸田市に100円ショップのフランチャイズ店への卸売業、及び直営店の小売業を事業とした会社組織 株式会社キャンドゥ設立
2001年6月 日本証券業協会に株式を店頭登録
2003年12月 東京証券取引所市場第二部上場
2004年11月 東京証券取引所市場第一部上場
2012年12月 ロゴを「Can★Do」に変更

🏦 株主優待制度の変更の目的は・・・
『当社の利益配分につきましては、将来の事業拡大と企業体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、業績と連動した安定的な配当を継続していくことを基本方針としております。
この基本方針に鑑み、利益配分につき配当政策、内部留保を含め総合的に勘案した結果、従来実施しております株主優待制度における贈呈基準を変更するものです。』(適時開示より)

🏦 優待内容は・・・
現行 5月末日の年1回 優待券(100円券)
100株以上20枚(2,000円+税相当)

変更後 5月末日の年1回 優待券(100円券)
100株以上20枚(2,000円+税相当)
300株以上40枚(4,000円+税相当)
500株以上60枚(6,000円+税相当)
1,000株以上100枚(10,000円+税相当)

300株以上の区分が増えました。
2014年の優待変更(改悪?)前の優待に戻ったって感じですね。
その時の記事がこちら「10/21発表。100円ショップの「(株)キャンドゥ」が優待変更。事実上改悪になりました。指標的にもあまりいい感じではない・・かな?」です。
これで、買増する人が増えるといいですね。

🏦 開始時期は・・・
2020年5月末日現在の株主名簿に記録された株主さんから開始です。
この優待が欲しい方は2020年5月27日までに保有して下さい。

2019年11月21日終値の株価が、1,666円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の100株で166,600円必要になります。
(売買単位は100株、他に手数料などかかります。)


🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 11/18終値 1,626円
発表日 11/19終値 1,626円 15:00発表
発表後 11/20終値 1,644円
    前日差  +18円(+1.1%)
発表後 11/21終値 1,666円
    前日差  +22円(+1.34%)

*これ以外の適宜開示速報のお知らせはありませんでした。
発表翌日からジワジワと上がって来ていますね。


2019年11月期の年間予想配当金は・・・17円です。
11/21時点の配当利回りは、1.02%になります。
EPS予想からの配当性向は84.5%で、高めですね〜〜。
ちなみに前期の実績EPSからだと33.9%と良い感じでした。

🏦 11/21の株価で、変更後の優待概算の年間予想利回りは・・・
100株以上(166,600円) 
3,900円相当2.34%
300株以上(499,800円) 
9,500円相当1.90%
500株以上(833,000円) 
15,100円相当1.81%
1,000株以上(1,666,000円) 
28,000円相当1.68%

優待券は消費税を10%分を入れて計算しています。






直近1年間の高値は、1,732円(2019/05/09)・安値は、1,466円(2018/12/25)
差は、266円です。中間値は、1,599円ですので現在は少し上がっています。
10年間で見ると13年位に高騰して現在は1,500〜1,800円の間で行ったり来たりしています。
優待があるおかげなのかそんなに株価は動かないである意味安定しています。

🏦 発表日翌日終値(11/20)の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。
キャンドゥ株価グラフ.png
10年前からは上がっていますが、最近はちょっと下がり気味ですね。
トレンド線を5年間にするとわずかに上がっている感じです。


🏦 決算経営指標等の推移です。
キャンドゥ推移.png
*フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
*現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。年々少なくなっていく会社は注意ですね。(ここは大丈夫なようです。)

キャンドゥ推移グラフ.png
グラフで見ると売上は上がっていますが利益が少なくなっているのが分かります。

直近連結の5年間では、
晴れ.png 売上げは上がっています。

晴れ曇り.png  営業活動によるキャッシュ・フローの赤字は1期あります。

曇り.png 一株益はあまり上がっていません。

晴れ.png 一株純資産は上がっています。

曇り.png 自己資本比率は平均で44.4%です。

曇り.png 自己資本利益率は平均で7.5%です。

晴れ.png 有利子負債依存率は平均で0.6%です。


フリーキャッシュフローの状況 晴れ曇り.png
現金残高の状況 晴れ.png

曇りが多い晴れになっています。
売上は上がっていますが、純利益率は低めです。
自己資本比率はそんなに高くありませんが、そんなに悪くはないって感じです。
有利子負債もほとんど無くて、22期以降はゼロなのは良いですね。


🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・城戸一弥
  19.53%
・有限会社ケイコーポレーション
  13.86%
・城戸恵子
  11.10%
・日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
  2.24%
・日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
  1.97%


*個人その他の単元株主数43,189人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の70.0%と発行済株式の7割が個人で持っていることになっています。
この中の約31%は代表とその家族?が持っているようなので実際は4割程度ですね。
(2018年11月30日現在)

🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。


100円ショップ会社のセリアと比較してみました。
*キャンドゥの特色:『業界3番手。直営店はテナント出店が8割。若年層の取り込みに注力。海外事業展開は育成途上』
*セリアの特色:『100円ショップ2位。独自のPOSシステムに強み、利益率高い。国内シェア拡大に注力』
キャンドゥ比較.png
(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年11月21日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。

2社を比べると売上はお互い鈍化してるものの、業界3位のキャンドゥが厳しく、2位のセリアが指標共に良い感じになっています。
純利益率も違いますね。キャンドゥはストックオプションを採用しています。
セリアは優待がないのですが、安定して成長しているため株価も上がっていますね。
キャンドゥは不安定ながら株価があまり下がらないのは優待のおかげかもしれません。

大昔にこの銘柄を保有していましたが、当時は優待だけに目がくらみタイミングを考えずに高値掴みをしてしまいました。
6年間ほど保有していて株価もあまり上がらず、売ってしまった後に高騰してしまったという相性が悪い銘柄でした。
・・・って言うか勉強不足だったんですけどね。💧


🏦 一株益の推移は・・・
キャンドゥ一株益.png
一株益で見るとセリアが順調に上がっているのに対してキャンドゥは安定していません。
また、トレンド線をみても違いが分かります。

キャンドゥの一株益時期予想が大幅に下がっています。
これは、低温多雨や長梅雨といった天候不順や、大型台風に伴う大きな機会損失の発生で当初予想売上高を下回る見込みとなる他、
地代家賃費率の上昇や人件費率等の上昇、売上高の不足により減損損失を計上する店舗が想定より増加する可能性が原因のようです。
結構厳しいですね。



売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。










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