PR会社の『共同ピーアール』が株主優待制度を新設しました。最近流行り?のポイント制です。さて100株は何ポイントでしょう?
2019/11/28に株主優待制度新設のお知らせがあった「共同ピーアール 株式会社」(JASDAQ)の内容はどんな感じでしょうか?
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループは、当社と共和ピー・アール株式会社(子会社)及び株式会社マンハッタンピープル(子会社)で構成されており、国内外においてPR事業を行っております。』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくりと沿革・・・

🏦 優待内容は・・・
12月末日の年1回 優待ポイント
初年度 | 2年目 | 3年目以降 | |
100株以上 | 2,000 | 2,200 | 2,400 |
300株以上 | 5,000 | 5,500 | 6,000 |
600株以上 | 10,000 | 11,000 | 12,000 |
1,000株以上 | 20,000 | 22,000 | 24,000 |
*株主様限定の特設WEBサイト「共同ピーアール・プレミアム優待倶楽部」において、ポイントと引き換えに、食品、電化製品、ギフト、旅行・体験等から株主様が自由に選択可能な内容と交換できます。
*ポイントは繰越が出来て最大2年間有効です。但し、12月末日現在の株主名簿に同一の株主番号で記載されていることが条件になります。
🏦 開始時期は・・・
2019年12月末日現在の株主名簿に記録された株主さんになります。
この優待が欲しい方は2019年12月26日までに保有して下さい。
発表翌日2019年11月29日終値の株価が、1,482円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の100株で148,200円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 11/27終値 1,338円
発表日 11/28終値 1,310円 15:00発表
発表後 11/29終値 1,482円
前日差 +172円(+13.1%)
発表後 12/02終値 1,450円
前日差 -32円(-2.16%)
適宜開示速報で優待制度新設以外のお知らせはありませんでした。
ポイント制を採用するところが増えていて株価も上がり傾向になりますね。
2019年12月期の年間予想配当金は・・・10円です。
11/29時点の配当利回りは、約0.67%になります。
予想EPSでの配当性向は、10.0%でちょっと低すぎの感じがしますので増配の余地はありそうですね。
🏦 11/29時点で優待があったと仮定しての配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
概算額は初年度のみ、%は初年度・2年目・3年目以降の順
100株以上 | (148,200円) | |
3,000円相当 | 2.02%・2.16%・2.29% | |
300株以上 | (444,600円) | |
8,000円相当 | 1.80%・1.91%・2.02% | |
600株以上 | (889,200円) | |
16,000円相当 | 1.80%・1.91%・2.02% | |
1,000株以上 | (1,482,000円) | |
30,000円相当 | 2.02%・2.16%・2.29% |
*1ポイント1円として換算しています。もしかしたら0.5円かもしれませんのであくまでも目安にして下さい。
利回り的には100株が一番良さそうです。
直近1年間の高値は、2,111円(2019/04/01)・安値は、989円(2018/12/25)
差は、1,122円です。中間値は、1,550円ですので現在はこれよりちょっと下げています。
ここ1年では1,000円台〜2,000円台のボックス圏ですが、結構開きがあります。
🏦 発表日翌日終値(11/29)の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

2017年以降に一気に上がっています。
🏦 決算経営指標等の推移です。


グラフで見ると2014年以降売上、利益共上がっています。
逆に有利子負債は下がっているので良いのではないでしょうか?

*フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
*現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。(年々少なくなっていく会社があったとしたら要注意ですね。)
営業キャッシュフローがマイナスの期があるにも関わらず現金残高が伸びています。
現金が回収出来たってことかな?
直近連結の5年間では、







全体に曇りがちの晴れですが、これから良くなって行きそうな感じもあります。
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🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・㈱新東通信
36.10%
・㈱テクノグローバル研究所(代表取締役社長)
15.07%
・佐藤友亮
4.20%
・SMBC日興証券㈱
4.12%
・日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
3.89%
*㈱新東通信は、愛知県名古屋市中区と東京都中央区に本社を置く独立系の総合広告会社です。
*個人の佐藤友亮さんはここの保有だけで1億8千万円(今年になって少し売ったみたいです)、他にシード平和に1億1千万で他にもあるようですよ〜〜。
*個人その他の単元株主数781人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の34.41%と株主数が比較的少ない割には3割超えています。
(2018年12月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
・㈱オリエンタルランド
2,606株
*取引関係の維持強化のため
・㈱神戸製鋼所
8,000株
*取引関係の維持強化のため
・㈱モスフードサービス
8,945株
*取引関係の維持強化のため
・㈱VAZ
300株
*取引関係の維持強化のため
オリエンタルランドはここでPR広告を頼んでいるんでしょうか。
PR・支援系の会社でプラップジャパンと比較してみました。
*共同ピーアールの特色:『企業パブリシティ活動の支援、コンサルティングが主力事業。独立系大手。海外に拠点展開』
*プラップジャパンの特色:『広報・PRの支援、コンサルティングが主力事業。外資系企業に強く好採算。M&Aに意欲』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年12月5日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
共同ピーアールは売上も順調に伸びて株価も上がっているようです。
自己資本比率も高めですし、有利子負債も少なくなっています。
ただ、ストックオプションをやっているのと配当が低いのが難点ですね。
プラップジャパンは有利子負債が無く自己資本比率も高く純利益率もちょっと良いですね。
配当も利回り3%に迫る感じです。
ニュースで見ましたが、大株主が250円にしろって言ったようですね。さすがに配当性向232%になってしまうため断ったみたいですが・・・。
🏦 一株益の推移は・・・

共同ピーアールはマイナス時期も含めると一気に上がっています。
プラップジャパンはちょっと安定性がありませんが、良い意味でトレンド線では微上がりの平行な感じになっています。
指標的には2社共悪くないと思います。
成長ある共同ピーアールにするか、配当が高く安定しているプラップジャパンにするかになりますね。
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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