ヒロタのシュークリームでお馴染みの『21LADY』から株主優待制度の変更がありました。その内容はどんなものでしょう?指標は・・厳しい〜〜。
2019/12/16に株主優待制度の変更(一部 拡充)に関するお知らせがあった「21LADY 株式会社」(名証セントレックス)の内容はどんな感じでしょうか?
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社3社(株式会社洋菓子のヒロタ、株式会社あわ家惣兵衛、21LADYペイメント株式会社)により構成されております。
当社グループの主力事業である株式会社洋菓子のヒロタは、主力商品であるオリジナルシュークリーム・シューアイスを中心とした洋菓子の製造販売をしております。首都圏と関西地域で「洋菓子のヒロタ」ブランドの店舗を展開しており、15店舗の直営店舗を営業しております。』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくりと沿革・・・

🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回 (いずれも1年以上継続保有)
変更後 3月末日の年1回 (いずれも1年以上継続保有)
*洋菓子のヒロタ「オンラインショップ」利用でのお届けです。(海外及び一部離島を除く日本国内のみ)
イルムスの全株式を譲渡したので優待が変更になったみたいですね。
あわ家惣兵衛の特別優待っていくらくらいのものなんでしょう?
🏦 開始時期は・・・
2020年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんになります。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有ですが、今年は貰えませんよ〜〜。
優待が貰えるのは来年の3月末まで継続保有することが条件になります。
発表翌日2019年12月17日終値の株価が、135円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の1,000株で135,000円必要になります。
(単元株数は100株、他に手数料などかかります。)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 12/13終値 151円
発表日 12/16始値 153円 10:40発表
発表後 12/16終値 144円
前日差 -7円(-4.6%)
発表後 12/17終値 135円
前日差 -9円(-6.25%)
適宜開示速報で優待制度変更以外のお知らせはありませんでした。
発表日前から10%以上下がってしまいました。
イルムスカタログが無くなった失望売りなんでしょうか?
2020年3月期の年間予想配当金は・・・0円です。
この指標からだと無配ですよね。
🏦 12/17時点で優待変更があったと仮定しての優待概算の年間予想利回りは・・・
原価でいけるとは言え、この指標で優待を出すのも大変だと思いますが、株主を引き止めるにはしょうがないんでしょうね。
概算利回りが1%に届かないのはしょうがないです。
30,000株以上は優待いらないんじゃないってレベルの金額かも。
直近1年間の高値は、378円(2018/12/20)・安値は、110円(2018/12/06)
差は、268円です。中間値は、244円ですので現在はこれより結構下げてます。
2,3年前にちょっと上がりましたが、ここのお家騒動?の影響か、5年前の株価位に戻って来ていますね。
🏦 発表日翌日終値(12/17)の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

2018年をピークに一気に下がってしまいましたが、トレンド線的にはまだ上昇しています。
🏦 決算経営指標等の推移です。


かなーり厳しい指標です。
グラフで見ると売上は下がっているのに負債がちょっと上がって差が狭くなってきています。
2019年に利益がガクッと下がってしまいました。それにつられて株価も下がっていますね。

・フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
・現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。(年々少なくなっていく会社があったとしたら要注意ですね。)
今期の営業活動によるキャッシュフローの減少要因は関係会社株式売却益、未払金の減少、未払消費税等の減少によって262,988千円の支出があったようです。
不採算店を退店した影響によって減収となり更に既存の店舗でも売上が伸び悩び営業利益の計画を下回ったみたいですね。
直近連結の5年間では、
売上げは下がっています。
営業活動によるキャッシュ・フローは前期赤字です。
一株益は前期マイナスです。
一株純資産はなんとか上がっています。
自己資本比率は平均で7.2%です。増資を行った為、ちょっと上がりました。
自己資本利益率は当期純損失が計上されているため記載されていませんでした。
有利子負債依存率は平均で16.2%です。
有利子負債依存率はまあまあ低めで良いのですが、全体に曇りがちの雨模様で経営も変わってこれから回復していくのでしょうか?
🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・YUTONG HWAGDAE有限責任事業組合
20.12%
・藤井 道子
17.20%
・アスガルド有限責任事業組合
6.31%
・OKT有限責任事業組合
6.03%
・ODCキャピタル有限責任事業組合
4.22%
(2019年9月30日現在)
聞き慣れない名前が多いです。
藤井道子さんは創業代表取締役社長でしたが株主総会で長年の経営不振に対する経営責任により同氏の取締役選任議案が否決され解任されてしまい前回までは1位でした。
個人その他の単元株主数2,121人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の54.20%と株主数が比較的少ない割には5割超えています。
(2019年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。
同じような会社で売上が近いセイヒョーと比較してみました。
*21LADYの特色:『子会社化した洋菓子「ヒロタ」が中核。和菓子も買収。小売りから卸売り等へシフト。経営再建中』
*セイヒョーの特色:『新潟市の製氷業から出発。現在は森永乳業向けOEM製品やオリジナルのアイスクリーム中心』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年12月18日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
お互いお菓子系ですが、ほぼ青文字になっています。
21LADYはマイナスが多くてかなり厳しい感じです。
取締役報酬もかなり少なく(目を疑いました)従業員の方が多いのは初めて見ました。
セイヒョーも少なめですが、従業員の年収も低いですね。平均で41歳位なので大変そうです。
ただ、指標的には青文字ばかりでもギリギリ青字もあるのでメチャクチャ悪いって感じでもありません。
大正15年から続いているので安定はしているかもしれませんね。
🏦 一株益の推移は・・・

セイヒョーの上下が大きいので21のグラフ線がほぼ直線になってしまいました。
セイヒョーは4期前以降は安定しいないもののプラスになっているので頑張っていますね。
セイヒョーの優待はこういうものなのでしょうか?↓
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社3社(株式会社洋菓子のヒロタ、株式会社あわ家惣兵衛、21LADYペイメント株式会社)により構成されております。
当社グループの主力事業である株式会社洋菓子のヒロタは、主力商品であるオリジナルシュークリーム・シューアイスを中心とした洋菓子の製造販売をしております。首都圏と関西地域で「洋菓子のヒロタ」ブランドの店舗を展開しており、15店舗の直営店舗を営業しております。』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくりと沿革・・・

🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回 (いずれも1年以上継続保有)
1,000株以上 | ヒロタオリジナルシュークリーム3本(12個)引換券 |
10,000株以上 | ヒロタシューアイス30個引換券 もしくはイルムスカタログ(ストロイエ)引換券 |
30,000株以上 | ヒロタシューアイス30個引換券と イルムスカタログ(チボリ)引換券 |
50,000株以上 | ヒロタシューアイス30個引換券と イルムスカタログ(コペンハーゲン)引換券 |
100,000株以上 | ヒロタシューアイス40個引換券と イルムスカタログ(ニューハウン)引換券 |
変更後 3月末日の年1回 (いずれも1年以上継続保有)
1,000株以上 | 洋菓子のヒロタオリジナルシュークリーム3本(12個) |
10,000株以上 | 5,000円相当の洋菓子のヒロタシューアイス詰め合わせ |
30,000株以上 | 10,000円相当の洋菓子のヒロタシューアイスと あわ家惣兵衛特別株主優待品詰め合せ |
50,000株以上 | 15,000円相当の洋菓子のヒロタシューアイスと あわ家惣兵衛特別株主優待品詰め合わせ |
100,000株以上 | 22,000円相当の洋菓子のヒロタシューアイスと あわ家惣兵衛特別株主優待品詰め合わせ |
*洋菓子のヒロタ「オンラインショップ」利用でのお届けです。(海外及び一部離島を除く日本国内のみ)
イルムスの全株式を譲渡したので優待が変更になったみたいですね。
あわ家惣兵衛の特別優待っていくらくらいのものなんでしょう?
🏦 開始時期は・・・
2020年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんになります。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有ですが、今年は貰えませんよ〜〜。
優待が貰えるのは来年の3月末まで継続保有することが条件になります。
発表翌日2019年12月17日終値の株価が、135円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の1,000株で135,000円必要になります。
(単元株数は100株、他に手数料などかかります。)
🏦 発表後の株価推移は・・・
発表前 12/13終値 151円
発表日 12/16始値 153円 10:40発表
発表後 12/16終値 144円
前日差 -7円(-4.6%)
発表後 12/17終値 135円
前日差 -9円(-6.25%)
適宜開示速報で優待制度変更以外のお知らせはありませんでした。
発表日前から10%以上下がってしまいました。
イルムスカタログが無くなった失望売りなんでしょうか?
2020年3月期の年間予想配当金は・・・0円です。
この指標からだと無配ですよね。
🏦 12/17時点で優待変更があったと仮定しての優待概算の年間予想利回りは・・・
1,000株以上 | (135,000円) | |
1,000円相当 | 0.74% | |
10,000株以上 | (1,350,000円) | |
5,000円相当 | 0.37% | |
30,000株以上 | (4,050,000円) | |
10,000円相当 | 0.25% | |
50,000株以上 | (6,750,000円) | |
15,000円相当 | 0.22% | |
100,000株以上 | (13,500,000円) | |
22,000円相当 | 0.16% |
原価でいけるとは言え、この指標で優待を出すのも大変だと思いますが、株主を引き止めるにはしょうがないんでしょうね。
概算利回りが1%に届かないのはしょうがないです。
30,000株以上は優待いらないんじゃないってレベルの金額かも。
直近1年間の高値は、378円(2018/12/20)・安値は、110円(2018/12/06)
差は、268円です。中間値は、244円ですので現在はこれより結構下げてます。
2,3年前にちょっと上がりましたが、ここのお家騒動?の影響か、5年前の株価位に戻って来ていますね。
🏦 発表日翌日終値(12/17)の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

2018年をピークに一気に下がってしまいましたが、トレンド線的にはまだ上昇しています。
🏦 決算経営指標等の推移です。


かなーり厳しい指標です。
グラフで見ると売上は下がっているのに負債がちょっと上がって差が狭くなってきています。
2019年に利益がガクッと下がってしまいました。それにつられて株価も下がっていますね。

・フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
・現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。(年々少なくなっていく会社があったとしたら要注意ですね。)
今期の営業活動によるキャッシュフローの減少要因は関係会社株式売却益、未払金の減少、未払消費税等の減少によって262,988千円の支出があったようです。
不採算店を退店した影響によって減収となり更に既存の店舗でも売上が伸び悩び営業利益の計画を下回ったみたいですね。
直近連結の5年間では、







有利子負債依存率はまあまあ低めで良いのですが、全体に曇りがちの雨模様で経営も変わってこれから回復していくのでしょうか?
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🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・YUTONG HWAGDAE有限責任事業組合
20.12%
・藤井 道子
17.20%
・アスガルド有限責任事業組合
6.31%
・OKT有限責任事業組合
6.03%
・ODCキャピタル有限責任事業組合
4.22%
(2019年9月30日現在)
聞き慣れない名前が多いです。
藤井道子さんは創業代表取締役社長でしたが株主総会で長年の経営不振に対する経営責任により同氏の取締役選任議案が否決され解任されてしまい前回までは1位でした。
個人その他の単元株主数2,121人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の54.20%と株主数が比較的少ない割には5割超えています。
(2019年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。
同じような会社で売上が近いセイヒョーと比較してみました。
*21LADYの特色:『子会社化した洋菓子「ヒロタ」が中核。和菓子も買収。小売りから卸売り等へシフト。経営再建中』
*セイヒョーの特色:『新潟市の製氷業から出発。現在は森永乳業向けOEM製品やオリジナルのアイスクリーム中心』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2019年12月18日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
お互いお菓子系ですが、ほぼ青文字になっています。
21LADYはマイナスが多くてかなり厳しい感じです。
取締役報酬もかなり少なく(目を疑いました)従業員の方が多いのは初めて見ました。
セイヒョーも少なめですが、従業員の年収も低いですね。平均で41歳位なので大変そうです。
ただ、指標的には青文字ばかりでもギリギリ青字もあるのでメチャクチャ悪いって感じでもありません。
大正15年から続いているので安定はしているかもしれませんね。
🏦 一株益の推移は・・・

セイヒョーの上下が大きいので21のグラフ線がほぼ直線になってしまいました。
セイヒョーは4期前以降は安定しいないもののプラスになっているので頑張っていますね。
セイヒョーの優待はこういうものなのでしょうか?↓
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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