焼肉チェーンの『あみやき亭』が2020/1/6に株主優待制度を変更して長期保有制度が増えました。指標的には良いのですが・・・。安楽亭との指標比較もありますよー。


2020/1/6に株主優待制度変更のお知らせがあった「株式会社 あみやき亭」(東証1部)の変更内容と指標はどんな感じでしょうか?

2017年の優待拡充以来となる変更ですね。
以前の記事は こちら からどうぞ
でも、このお知らせはあみやき亭のIR情報を見ても載っていません。何故??

🏦 事業の内容は・・・ 
『当社グループは、当社及び子会社である株式会社スエヒロレストランシステム及び株式会社アクトグループにより構成されており、焼肉事業、焼鳥事業、その他の事業の3事業を直営にて展開しております。』
*焼肉事業
「あみやき亭」は、食肉の知識とカット技術による品質の高い肉の美味しさと品揃えを一層充実させ、安心感のある美味しい国産牛肉を「専門店の味をチェーン店の価格」で提供。
「スエヒロ館」は、和牛焼肉をチェーン店価格で提供しております。
「ブラックホール」は、都心立地に相応しい楽しいお食事の雰囲気とプレミアムな和牛焼肉を提供しております。
*焼鳥事業
「元祖やきとり家美濃路」は、ファミリー客や女性客をターゲットに焼鳥や釜めしなどのメニューをリーズナブルな価格で提供しております。
*その他の事業
「ハンバーグ&ステーキレストランあみやき亭」は、美味しい国産牛のステーキ、ハンバーグをお値打ち価格でご提供する本格ディナーレストランであります。
「スエヒロ館」は、国産牛100%のハンバーグや国産牛ステーキなどをリーズナブルな価格で提供。
居酒屋の「楽市」、寿司の「すしまみれ」、イタリアンの「スパッカナポリ」、「米助」などのダイニング事業は東京都の都心部で展開しています。
(有価証券報告書より抜粋)


🏦 ざっくりと沿革・・・
あみやき沿革.png

🏦 変更の理由は・・・
『当社は、毎年3月31日現在の株主名簿に記載された株主様に対し、当社店舗でお食事をお楽しみいただき、当社への理解をさらに深めていただくことを目的として株主優待制度を実施してまいりましたが、当社株式を長期にわたり継続して保有する株主様との関係をより一層大切にしていく事を主な目的として、株主優待制度の一部を見直し、長期保有株主様(3年以上)を優遇する制度を新たに導入します。
なお、長期保有株主様(3年以上)を優遇する制度導入を機に「あみやき亭」、「美濃路」の合計店舗数が、100の整数倍になった都度に、3月末の株主名簿に記載された当社株式100株以上の株主様に株主優待券の追加贈呈につきましては,廃止とさせていただきます。』(適宜開示より抜粋)


🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回 
100株以上4,000円分の優待券
200株以上7,000円分の優待券
300株以上12,000円分の優待券、又は7.5Kgのお米
500株以上18,000円分の優待券、又は10Kgのお米

店舗数が、100の整数倍になった都度に株数に応じて優待券の追加贈呈有り。
*お米は、新潟県産コシヒカリ

変更後 3月末日の年1回 
3年未満保有 3年以上
継続保有
100株以上4,000円分の優待券1,000円分追加
200株以上7,000円分の優待券 1,000円分追加
300株以上12,000円分の優待券、
 又は7.5Kgのお米
2,000円分追加
500株以上18,000円分の優待券、
 又は10Kgのお米
4,000円分追加

店舗数が、100の整数倍になった都度に株数に応じて優待券の追加贈呈は廃止
*お米は、新潟県産コシヒカリ

継続保有なので途中で売ったりして株主番号が変わってしまったらダメですよ。
継続保有は次回の優待から過去に遡及するそうなので長期保有されていた方はラッキーですね。

🏦 開始時期は・・・
2020年3月31日現在の株主名簿に記録された株主さんからになります。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有して下さい。(とーぜん3年未満優待になります)

🏦 発表後の株価推移は・・・
適宜開示速報で優待制度変更以外のお知らせは、「通期業績予想の修正に関するお知らせ」と「2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」がありました。
決算は、微増収、20%以上の減益。
予想修正は 売上・2.5%減、営業利益・17.4%減、経常利益・17.8%減、純利益・23.4%減と減収減益の発表でした。

発表前 12月30日終値 3,755円
発表日 01月06日終値 3,685円 7:30発表
    前年差  -70円(-1.86%)
発表後 01月07日終値 3,715円
    前日差  +30円(+0.81%)
発表後 01月08日終値 3,675円
    前日差  -40円(-1.08%)

ちょうどアメリカとイラクが戦争になるかどうかで、6日も日経平均が400円以上下がった時に
減益なのに−70円程度で済んだのは優待も含めいい会社の証拠なのかもしれませんね。
でも、上値は重そうです。

発表日2020年1月6日終値の株価が、3,685円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の100株で368,500円必要になります。
(他に手数料などかかります。)


2020年3月期の年間予想配当金は・・・100円です。
1月8日時点の配当利回りは、約2.72%になります。
予想EPSでの配当性向は、58.0%なのでちょっと高めでですが逆に言えば株主に向いた配当とも言えます。


🏦 1月8日時点で変更した優待があったと仮定しての配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
100株 367,500円
3年未満 14,000円相当
3年以上 15,000円相当
 3.81%
 4.08%
200株 735,000円
3年未満 27,000円相当
3年以上 28,000円相当
 3.67%
 3.81%
300株 1,102,500円
3年未満 42,000円相当
3年以上 44,000円相当
 3.81%
 3.99%
500株 1,837,500円
3年未満 68,000円相当
3年以上 72,000円相当
 3.70%
 3.92%

100株だけ良い利回りで株数が増えると利回りが低くなる企業が多い中、逆に高くなるのは良いですね。
こういう企業だと株数を増やす意欲も湧いてきそうです。

直近1年間の高値は、3,785円(2019/03/20)・安値は、3,275円(2019/06/04)
差は、510円です。中間値は、3,530円ですので現在はこれより若干上げています。
ここ10年では18年にピークの6,000円手前まで行きましたが、19年には3,500円程度まで下がっています。

🏦 発表日終値(1月6日)の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。
あみやき株価.png
トレンド線は上がり傾向ですが、2018年から19年にかけて下がっています。

🏦 決算経営指標等の推移です。
あみやき推移.png

あみやき推移グラフ.png
グラフで見ると売上は上がっていますが、利益が下がり気味になっていますね。

あみやきFC.png
*フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
*現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。(年々少なくなっていく会社があったとしたら要注意ですね。)

現金残高は増えていますが、フリーキャッシュフローが少しづつ減ってます。

直近連結の5年間では、
晴れ.png 売上げは上がっています。

晴れ.png 営業活動によるキャッシュ・フローの赤字はありません。

雨曇り.png 一株益は22期から下がっています。

晴れ.png 一株純資産は順調に上がっています。

晴れ.png 自己資本比率は平均で80.8%です。

晴れ.png 自己資本利益率は平均で11.4%です。

晴れ.png 有利子負債依存率は平均で1.1%です。


自己資本比率が高く有利子負債が少ないのでまさしく「好財務」って感じです。
ただ、利益が段々減って来ているのが気になりますが・・・。

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🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・チャレンジブイコーポレーション有限会社
  36.49%
・米久株式会社
  3.50%
・BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND
  3.50%
・佐藤啓介 (代表取締役)
  2.99%
・日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
  2.11%
(2019年1月20日現在)
 チャレンジブイコーポレーション有限会社は、代表者名も分からずです。もしかしたらあみやき亭社長が代表の持株会社かもしれませんね。
 米久株式会社は、本社が沼津市にある食肉加工と卸の会社です。三菱商事㈱の子会社です。

*個人その他の単元株主数9,238人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の33.69%になっています。(2019年3月31日現在)

🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
該当事項はありません。


焼き肉チェーンの会社で安楽亭と比較してみました。
*あみやき亭の特色:
『東海地盤の焼き肉チェーン。国産牛使う「あみやき亭」が柱。子会社にスエヒロ、アクト。好財務』
*安楽亭の特色:
『埼玉県発祥で、「安楽亭」が主力の郊外路面型焼き肉チェーン。関東中心に展開。派生業態も』
あみやき比較.png
(直近の有価証券報告書より、株価などは2020年1月9日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。

設立は安楽亭の方が古いです。
株価的には2社共高めですが、売上成長率は鈍化しています。

比べるとあみやき亭の方が健全な指標となっています。
安楽亭は純利益も直近期ではマイナスになっていますし、PERはなんと376倍!!
配当も無いのですが株価がこんなに高いのは13,000円相当の優待のお陰でしょうか?
いつ優待が改悪になってもおかしくない感じですが、個人株主は全体の70%近くいますので、そうなると株価は急降下してしまうかもしれませんね。
利益がマイナスなのに優待を大盤振る舞いしているとヤバイかも?
すかいらーくも優待は大盤振る舞いですが、利益が上がっているので
余談で、ちょっと前に安楽亭に行ったのですが、タバコは横の人がプカプカ吸っているし(ちなみにタバコ嫌いです)、注文してもなかなか来ないしで環境悪すぎかな?
そこそこ混んでいたので個人的な感想です。
ここのお店だけが悪いのかもしれませんが、実は安楽亭は初めて入ってちょっと印象が悪かったので多分もう行かないと思います。
利益が低いのもうなずける感じがしますが・・・どうでしょう。
しかもこの安楽亭に業績が悪かったフォルクスを持つアークミルが吉野家ホールディングスから全株式が譲渡されます。
一時期売上高は上がると思いますが、数年後にはどうなるのか分かりません。
この安楽亭は2012年に優待変更をしていて、その記事を出していました。それはこちらです。

🏦 一株益の推移は・・・
あみやき一株.png
2社共トレンド線は下降しています。
特に安楽亭はマイナスもあって安定していませんね。


売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。


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