建材の「JKホールディングス」が優待変更。ポイント制になっていい感じ?指標はいい感じでしょうか?
2020/1/10に株主優待制度の変更および新制度導入に関するのお知らせがあった「JKホールディングス 株式会社」(東証1部)の変更内容と指標はどんな感じでしょうか?
JKホールディングスのJKは元のジャパン建材グループの頭文字から取っているんだと思います。
今の時代、ちょっと紛らわしい感じがするのは私だけ・・・ですね。💧
どうせなら建材も英語にしてJapan Building Material GroupのJBMホールディングスとかにすれば良かったと個人的には思いますね〜〜。ま、色々とあるんでしょうけどね。
🏦 事業の内容は・・・
『当社グループは、当社、子会社50社、関連会社12社により構成されており、事業は合板の製造販売、木材の加工販売、合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の卸売販売、小売販売を主に行っているほか、グループ取扱商品及び一般貨物の運送業務等を営んでおります。
(1)総合建材卸売事業
合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の卸売販売等を営んでおります。
(2)合板製造・木材加工事業
ラワン材を主原料とした普通合板、構造用合板、長尺合板及び構造用LVLキーラム(単板積層材)などの製造販売、合板二次製品の製造販売、合板及び単板の製造販売、集成材及び集成加工製品の製造販売、木材の加工及び販売を営んでおります。
(3)総合建材小売事業
合板、合板二次製品、建材及び住宅機器等の小売販売等を営んでおります。
(4)その他
建設工事業、倉庫及び運送業、資材取次業、不動産賃貸業、フランチャイズ事業、旅行・保険代理業及び住宅ローン仲介業を営んでおります。』(有価証券報告書より抜粋)
🏦 ざっくりと沿革・・・

🏦 変更および新制度導入の理由は・・・
『当社は、株主の皆様のご支援に感謝するとともに、より多くの株主様に当社の事業活動への理解を深めていただくことを目的として、株主優待制度を実施してまいりました。
これまでの株主優待制度の状況を踏まえ検討致しました結果、この度、当社株式への投資の魅力を高めることを目的として、株主優待制度の一部変更および新たな制度として「JKホールディングス・プレミアム優待倶楽部」を導入いたします。
今後も、株主の皆様のご期待にお応えするために、更なる成長を目指してまいりますので、何卒ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。』(適宜開示より抜粋)
🏦 優待内容は・・・
現行 3月末日の年1回
100株以上 | 500円分のQUOカード |
500株以上 | 1,500円分のQUOカード |
1,000株以上 | 2,000円分のQUOカード |
変更後 3月末日の年1回
300株以上 | 3,000ポイント |
600株以上 | 5,000ポイント |
1,000株以上 | 10,000ポイント |
2,000株以上 | 20,000ポイント |
ポイント制になりましたね。最近、多くなって来ている感じがします。
ポイントは同一株主番号で保有しているものに限り1年繰り越すことが出来ます。(最大2年間有効)
詳しくはhttps://jkhd.premium-yutaiclub.jpから
🏦 開始時期は・・・
2020年3月末日現在の株主名簿に記録された株主さんからになります。
この優待が欲しい方は2020年3月27日までに保有して下さい。
🏦 発表後の株価推移は・・・
適宜開示速報で優待制度以外のお知らせは、「連結子会社間の吸収合併に関するお知らせ」がありました。
発表前 01月09日終値 657円
発表日 01月10日終値 749円 11:00発表
前日差 +92円(+14.00%)
発表後 01月14日終値 726円
前日差 -23円(-3.07%)
発表後 01月15日終値 726円
前日差 0円(0.00%)
発表日は14%も上がりました!!
1ポイント1円だとしたら100株500円が300株で3,000円になるので買増したんでしょうかねえ?
発表日2020年1月14日終値の株価が、726円でしたので、この日の株価だと
最低優待権利の300株で217,800円必要になります。
(他に手数料などかかります。)
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2020年3月期の年間予想配当金は・・・19円です。
1月14日時点の配当利回りは、約2.62%になります。
予想EPSでの配当性向は、22.5%なのでちょっと低めかなーって感じはします
ちなみに私が理想とする配当性向だと25円になります。
🏦 1月14日時点で優待が変更したと仮定しての配当+優待概算の年間予想利回りは・・・
一応、1ポイント1円として算出していますのであくまでも目安ということで。
300株 | 217,800円 | |
8,700円相当 | 3.99% | |
600株 | 435,600円 | |
16,400円相当 | 3.77% | |
1,000株 | 726,000円 | |
29,000円相当 | 3.99% | |
2,000株 | 1,452,000円 | |
58,000円相当 | 3.99% |
なぜか600株だけ低かったんですけど計算間違い???
どちらにしても利回りは高いですね!
直近1年間の高値は、749円(2020/01/10)・安値は、450円(2019/08/27)
差は、299円です。中間値は、599.5円ですので現在はこれより結構上がっています。
ここ10年では18年にピークの1,000円台まで行きましたが、19年には一気に450円程度まで下がって、今はちょっと上がり気味です。
🏦 1/14日終値の5年前までと10年前の同日(休みの場合は翌営業)株価の推移です。

2018年に失速しましたが、また上がりつつありますね。トレンド線は上昇傾向です。
🏦 決算経営指標等の推移です。


グラフで見ると売上は上がっていますが、負債も上がっていて利益はここにきて下がっています。

*フリーCFは、営業CF+投資CFでプラスが望ましいが大規模な設備投資などで一時的にマイナスになることもあります。
*現金残高は、現金及び現金同等物の期末残高です。(年々少なくなっていく会社があったとしたら要注意ですね。)
直近期の営業CFが減ったのは税金等調整前当期純利益、減価償却費、仕入債務の増加より資金が増加する一方で、たな卸資産、法人税等の支払により資金が減少したようです。
また、投資活動CFは有形固定資産の取得による資金が増えたためだそうです。
でも、現金は増えていますね。
直近連結の5年間では、







お天気で言えば、晴れ時々曇り、所によっては雨が降るでしょうって感じでしょうか?
不動産関係は負債が多くて自己資本比率が低いですね。
また、売上は少し上がっていますが、利益率が低めです。
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🏦 大株主の状況(上位5番目まで)
・吉野石膏株式会社
13.93%
・三井物産株式会社
10.31%
・吉田 繁
7.37%
・SMB建材株式会社
4.92%
・JKホールディングス従業員持株会
4.42%
(2019年3月31日現在)
吉野石膏株式会社は、創業 明治34年、設立は昭和12年3月のせっこう(石膏)を原料とする建築材料の製造・販売などを行っている会社です。
*個人その他の単元株主数12,177人で、その他と合わせた所有株式数の割合は全体の38.50%になっています。(2019年3月31日現在)
🏦 当年度 特定投資株式(貸借対照表計上額上位5番目まで)
・ニチハ㈱
599,400株
*建材等の安定調達を通じ、当社の事業活動の円滑化を図るため
・永大産業㈱
1,100,000株
*同上
・アイカ工業㈱
67,700株
*同上
・東京ボード工業㈱
78,070株
*同上
・大建工業㈱
42,314株
*同上
建材の会社でジューテックホールディングスと比較してみました。
*JKホールディングスの特色:
『合板・建材の専門商社。国内シェア1割強でトップ。M&Aで業容拡大推進。建材製造子会社も』
*ジューテックホールディングスの特色:
『建材卸大手。M&Aで拡大。マンションリノベーション向け事業は業界トップ級。東日本で強い』

(直近の有価証券報告書より、株価などは2020年1月16日現在)
・カッコ内の数字はsatou独自の判断基準です。
・流動負債/流動資産は数値が小さい方が流動資産が多いです。
設立はJKHDの方が古いです。
利益率は2社共同じくらいですね。ちょっと低めです。
配当も同じくらい。
売上成長率はお互い上がって来ています。オリンピック需要でしょうか?
有利子負債依存率はJKHDが多いですね。
指標的には負債以外はお互いあまり変わらない気がします。
優待に関しては個人的にはQUOカードよりもポイントの商品引換が好きですね〜〜。
🏦 一株益の推移は・・・

2社共安定はしていませんが、トレンド線で見るとくっきり分かれてしまいますね。
これを見る限りでは、ジューテックに軍配が上がりそうです・・が、時期予想を見るとJKHDが高いし・・・。
優待で決めるのがいいんでしょうかねえ?
売買ご判断は・・・・・ご自身の責任でお願いしま〜〜す。

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